コカ・コーラ社、炭酸飲料需要増を見込みロシアへ投資

2009年 2月12日

コカ・コーラ社(米国)は、この経済不安の時期、ロシアでの炭酸飲料売上増加を見込み、今後3~5年にわたり約12億ドルを投資することを発表した。コカ・コーラ社は、ライバルのペプシコ社よりも国際的露出度が高いが、ロシアの果汁飲料部門においては、同国の最大の果汁飲料メーカー、レベディンスキー社を昨年買収したペプシコ社に追い越された感がある。ロシアでは、果汁飲料は炭酸飲料よりも高価なため、炭酸飲料部門でコカ・コーラ社が先んじれば、同国でのペプシコ社の存在を弱めることも可能とコカ・コーラ社は見る。また、ここ数年経済成長が続いたロシアではウォッカ離れが顕著となり、ビールやワインの人気が高まった。しかしこの経済不安で、価格の安いウォッカに消費者は戻るのではと、同国ウォッカ・メーカーは期待する

(Reuters UK, 2009 February 11)

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