米国の食缶、需要増加
2009年 2月10日
最近の経済不安が米国製缶業界に悪影響を与えていないという状況は、同国での2008年第4四半期の食缶出荷量が前年同期比6.9%増加したことからも伺える。2008年1年間の食缶出荷量は296億缶に達し、前年よりも1.3%増加した。昨年米国で出荷された缶全て(食缶、飲料缶、産業用缶含む)の出荷量は前年比1.9%減となる。これは、すでに報告されているように、主にソフトドリンク用缶需要の減少による。食缶の中で昨年第4四半期に最も需要が増加したのは果物製品用缶(30%)と野菜製品用缶(12.6%)。エアゾール缶の同期出荷量は1.5%増加したものの、2008年通年では2.9%減となった
(The CanMaker, 2009 February 5)