米国飲料缶需要、減少続く
2009年 1月21日
昨年の米国での飲料缶出荷量は、主にソフト・ドリンク(炭酸飲料を含む)用缶の続く需要減を理由に、前年比2.8%と大きく減少した。米国での2008年全飲料缶の総出荷量は974億缶で、2007年の1,001億缶から減少した。これは過去15年間で最も低い数値となる。その内訳は、ビール用缶出荷量: 前年比1.8%増で334億缶、ソフト・ドリンク用缶出荷量: 5%減で640億缶。特に炭酸飲料の落ち込みは激しい。ソフト・ドリンク・メーカーは、ピーク時の1998年694億缶を境に缶購入数を減らしている。この分野の需要減はさらに進むと予想される。直近の数値となる2008年12月末までの3ヶ月間の出荷量では、ビール用缶は4.6%増の76億5千万缶と良い兆しを見せるが、ソフト・ドリンク用缶出荷量は、7.9%減の150億缶となった
(The CanMaker, 2009 January 20)