軽量飲料缶蓋、北米から欧州そして世界へ

2009年 1月20日

コンテイナー・デベロップメント社(米国オハイオ州)により約4年前に開発された飲料缶蓋「CDL+エンド」は、従来の飲料缶蓋よりも3%軽量ながらも、圧に対し同様の能力を維持する。2005年、製缶会社ボール社(米国コロラド州)は、これを試験生産し、その後同社の北米における蓋製造工場のほとんどをCDL+エンド用の生産ラインに変更した。4年間のCDL+エンド生産量はおよそ300億枚に及ぶ。そして昨年9月より、舞台は欧州に移り、ボール・パッケージング・ヨーロッパ社の英国Deeside工場にて試験生産が続けられ、最終的には同工場の生産ライン2ライン全てがCDL+エンドに変更されることが期待される。CDL+エンドは、その競合先であるクラウン・ホールディングズ社による蓋、スーパーエンド、と同様に、軽量化による蓋製造費削減そして環境負担の軽減を提案する。CDL+エンドの特長は、その軽量化を、特許であるパネル設計をわずかに変更することで達成する点だ。飲料缶蓋の軽量化は、米国・欧州では、これまで蓋の径を縮小することで実現していた。コンテイナー・デベロップメント社は、欧州のその他の国々やアジア地域でもCDL+エンド技術のライセンス供与を計画している

(The CanMaker, 2009 January Issue)

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