ビール消費量、東欧で増加続く

2009年 1月13日

飲料業界調査会社Canadean社の最新報告書によると、東欧の一人当たりの飲料消費量は、2002年から2007年のあいだに22リットル上昇した。この消費量はアジア地域でも顕著に増加した一方で、オーストラリア、北米ならびに西欧では減少した。東欧地域では、今後5年にわたり、一人当たりの飲料消費量がさらに21%増加すると予測される。東欧地域の成長は、量において世界第3位の規模を誇るロシア市場の成長に促されている。そこでは、伝統的なウォッカからビールへの消費者の嗜好変化が顕著であり、それは今後も市場に影響を及ぼすと見られる。東欧地域はまた、ビール消費量上位10ヵ国のうち4ヵ国が含まれており、なかでもチェコは、主食としてパン、牛乳、たまごと並んでビールが挙げられるほどだ。ドイツと英国は、長年ビールの本拠地と見られていたが、2007年は両国ともに4%消費量を落としている。それは、ソフト・ドリンクならびにワインの人気上昇、健康志向の高まり、飲酒運転に対する更なる規制強化が影響していると言われる

(Packaging Europe, 2009 January 5)

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