ロシア、包装費用削減進む

2008年12月15日

製品価格ならびに費用削減のため、ロシアの食品メーカーは、より価格の安い包装を選択し始めている。プラスチック製ボックスから紙製ボックスへ、あるいは、缶からPETボトルへ変更する企業が増えている。バルティカ・ブリューワリー社は、再使用可能なボトルの使用割合を2008年の35%から2009年には40~45%まで増やす予定。東欧最大の天然果汁飲料メーカー、レベディンスキー社は、今夏から輸送包装用に低価格の段ボールを使用し、年間約200万ドルを節約する。アエロフロート航空社は、機内で出すランチの包装をプラスチックから紙ボックスに変更し、20~22%の包装費用削減を見込む。安価な包装紙を生産するTroitskaya Paper Mill社では今年10月には売上が16%増加した。費用節減のもうひとつの方法として、包装デザインの簡素化がある。ユニリバー社では「レインボー・プロジェクト」を現在実施中。これは、欧州市場で同社のソースやドレッシング用包装に使用されていた170種に及ぶ色や色相を7色に減らすものだ。これにより年間2600万ドルの節約が期待される

(Esmerk Russia News, 2008 December 11)

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