2008年11月11日

米国では、地ビール・メーカーにより販売される季節限定ビールがますます人気となっている。メーカー側にとっても、年中店頭に並べる定番ブランドから得る安定収入に加え、季節限定ビールがあることで、それを待ち望む消費者以外に好奇心旺盛な新しい客を増やす絶好の機会を得ることになる。冷蔵庫が無かった時代、低温で比較的長時間発酵させるラガーはドイツでは洞窟の中で貯蔵され、冷蔵庫の普及とともに大量生産を通じ世界の主流となった。一方、ベルギー人が作ったと言われるエールは、常温で短い時間で発酵させるため、季節に従い作られており、それが今の季節限定ビールにつながっていると言われる。現代では、季節限定ビールがどこでも手に入る良い時代となった。秋にはかぼちゃ、冬はクリスマス・エール、セレブレーション・エールと季節を反映する名そして味のビールが登場する

(The Street.com, 2008 November 7 / WTOPnews.com, 2008 October 31)

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