ビール売上、欧州と米国に違い

2008年11月 4日

英国でのビール売上落ち込みが止まらない(弊社業界情報2008年9月11日に関連記事)。パブで飲む代わりに、スーパーでビールを買う傾向がしばらく見られたが、ここにきて、スーパーにおいても、今年7月~9月の間、アルコール飲料売上が昨年同期比6%減少した。フランスでは、今年8ヶ月の間、シャンパンの売上が昨年同期比2.6%減、ビール売上は12%減。ドイツでは過去10年以上徐々にビール消費量が減少している。原因は、今の経済不安のみならず、今夏長引いた悪天候、新喫煙規制、材料費高騰による飲料値上げ、さらには消費者の健康志向が挙げられる。英国では、その状況に加え、アルコール税増税が事態を更に悪くしているという。他方、米国では、今年に入りビール売上はペースを落としているものの、微増を示す。価格が高い輸入ビール売上は、今年に入り減少を見せたものの、同様の高価格を掲げる地ビール売上は、わずかに増加を見せている

(Packaging News, 2008 October 31)

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