コカ・コーラ社、英国で軽量缶を開発・生産

2008年10月 2日

コカ・コーラ社(米国)は、英国政府支援の開発プロジェクトを通じ、33clサイズのアルミ缶重量を5%削減した。これにより、欧州での1年間の二酸化炭素排出量は78,000トン削減されるという。この軽量缶は、昨年7月から11月にかけて、ボール社、クラウン社ならびにレクサム社の製缶会社によるベヴァレッジ・キャン・メーカー・ヨーロッパ(BCME)の協力を得て、また、英国政府支援非営利団体WRAP(包装の無駄排除を推進)により資金を得て、コカ・コーラ・エンタープライズ(CCE)社の英国工場にて開発・試験された。2009年、コカ・コーラ社はこの軽量缶150億缶を生産予定。欧州ではすでに主要飲料メーカーとビール・メーカーが軽量アルミ缶を使用しており、すでに65億缶が生産されている。欧州で使用される300億にのぼるアルミ飲料缶全てが5%軽量化されると、1万トンのアルミ節約となる。コカ・コーラ社は、今夏、香港市場向けの飲料缶サイズ355mlから 330mlへの縮小、また、CCE社のやはりWRAPとのプロジェクトによる、英国市場におけるPETボトル26gから24gへの軽量化への取組みも行なっている

(The CanMaker, 2008 September 24 / Packaging Europe, 2008 September 25)

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