米国ビール、オン・プレミスでのイメージ・アップ
2008年 8月28日
その場で消費する「オン・プレミス」製品 - 購入してから20分以内に消費する製品、ほとんどがバー、パブ、レストランでの消費 - として米国ではビールがその王様と呼ばれるにふさわしかった(米国でのオン・プレミスのアルコール飲料売上49.6%がビール)(オン・プレミスでの米国ブランド・ビール売上トップ3はバド・ライト、ミラー・ライト、バドワイザー)。しかしここ数年、米国主要ビール・メーカーは、オン・プレミス・ビールのイメージ・アップに躍起だ。その理由は、すでに伝えられるように、特に若い消費者の、ワイン、スピリッツ、輸入ビール、地ビールへの移行がある。また、オン・プレミスでの製品の「見かけ」を考えると、金属容器には厳しいものがある。実際、オン・プレミスでの缶ビール売上はわずか10%.。そこでビール・メーカーがオン・プレミスでの「イメージ・アップ」を図るのに注目したのがアルミ・ボトル。主要ビール・メーカーとして初めて2004年8月に、旧ピッツバーグ・ブリューイング(現アイアン・シティ・ブリューイング)社が採用。現実は、アルミ・ボトル採用に最も販促活動に注力してきたアンハイザー・ブッシュ社ですら、アルミ・ボトル採用のビールは限定量しか生産していない。今後、よりスケールの大きいアルミ・ボトルの活用が、オン・プレミスで期待される
(The CanMaker, 2008 August Issue)