ボール社、ブラジルとポーランドで生産能力増強
2008年 8月18日
ボール社(米国コロラド州)は、年間売上11%増を記録するブラジル市場需要に応えるため、サンパウロ州ジャカレイ市の同社製缶工場における生産能力を増強するのに加え、9月末までにはリオ・デ・ジャネイロ州に新工場建設を開始する。
また、ボール社の一部で、欧州に12工場、130億缶の年間生産能力を持つボール・パッケージング・ヨーロッパ(BPE)社は、ポーランドの投資誘致目的で設置された経済特区のひとつユーロパーク・ミルツェ地域内ルブリン市に、飲料アルミ缶製造工場を建設する。これは14年前の同社による初のポーランド市場投資で、現在年間生産能力15億缶を誇るラドムスコ工場に続くもの。成長を続けるポーランドの飲料缶需要に対し現在の生産能力は不十分と見ての新たな投資となった。工場建設は今年末までに完了、2009年5月に操業開始の予定。1日の生産能力は0.5リットル・サイズ缶200万缶。主な客先はポーランド、ウクライナならびにベラルーシのビール・メーカー
(Packaging Europe, 2008 August 18 / The CanMaker, 2008 August 15)