ビール、米国人気ナンバーワンのアルコール飲料
2008年 8月 7日
先週発表された2008年米国消費者傾向を調査したギャラップ・ポールによれば、最も頻繁に飲むアルコール飲料として、ビールと答えた米国人が最も多い(42%)ことが明らかになった(ワインは31%、その他のハード・リカーが 23%)。 2005年の同調査ではワインが僅差でビールを抑え1位だった。ギャラップによると、ワインからビールへの嗜好変化は、特に30~49歳層に顕著とのこと。この世代は、売上好調の続く地ビールとともに育った最初の世代。アルコール度が高くない点もこの世代にビールが受ける。調査会社ストーンブリッジ・リサーチ社は、業界が創り上げた近年のビール「プレミア化」戦略の成功も見逃せないという。米国で景気低迷が続く今、地ビール・メーカーは、通常のビールよりも高い小売価格をさらに上げたにも関わらず、その後も売上を伸ばしている。価格の安さよりも高品質を求める今の消費者傾向にプレミア化は連動する。そして、ビールのイメージアップが、若い女性層を取り込むことにもつながると同社は分析する
(baltimoresun.com, 2008 August 6)