アルミ缶、飲料メーカーがあらたに注目

2008年 6月17日

ミラー・ブリューイング社(米国)が売上好調の「ミラー・チル」にアルミボトルを採用したのは、飲料用アルミ缶の近年高まる人気をさらに証明するものだ。ミラー・ブリューイング社は、12ならびに22オンス・サイズのビン、そして16オンス・サイズのアルミボトルに続き12オンス・サイズのスリム缶も発表。缶で販売される同社のビールは全製品の半分にも及ばないのが現状だが、それも変わるかもしれない。アルミ缶内面の水性ポリマー・コーティングが、ビールのフレーバー維持に貢献する点に他のビール・メーカーも注目する。アルミ缶はまた、その他の容器に比べ、充填率が高いこと、積み重ねが容易で売り場スペース効率が高く、また輸送も容易なこと、容器全体を装飾可能なこと、つまり有効な広告スペースを提供すること、そして様々な容器形状が可能なことなど、これらは、缶の持つ高いリサイクル性と同様に大きな利点となる。飲料メーカーは、これらの点にあらためて注目していると言われ、今後アルミ缶使用が増えると見られる

(Beverage World, 2008 April 15)

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