コルクガシ地帯に与える影響を憂慮

2008年 5月22日

コルクの持つ独特の弾力性は、どんな技術をもってしてもまねできないと言われる。コルクガシは欧州地中海沿岸西域の原産で、世界に供給される半分以上のコルクはポルトガル産だ。コルクガシの最低25年の成長を待って初めて収穫され、その後9年に1回のサイクルでしか収穫されない。特殊ナイフで樹皮を剥ぎ取り、6ヶ月間戸外に置かれたのち熱湯で洗浄され柔らかくし、乾燥を経てやっとコルクとして切断される。コルク製品はリサイクル可能だ。ワイン業界がコルク生産の主要サポーターだが、最近ワインボトルの栓をコルクからプラスチックあるいはメタル製キャップに変えるメーカーが増えている。コルク製品全体のおよそ60%がボトル栓としてのコルクであるため、環境保護団体は、コルクの価値が下がると、欧州のコルクガシ森が保護されなくなると憂慮する。コルクガシ地帯は動物や植物も多く生息する

(News VOA, 2008 May 19)

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