地ビール、米国高級レストランでも人気

2008年 5月19日

米国では最近、高級レストランでのビールの地位が上昇中だ。米国大都市の高級レストランでは、ワインと同等にビール・メニューを充実させるばかりでなく、食事に合うワインを提案するワイン・ペアリングに習い、ビール・ペアリングも提案するところが増え始めている。ビールといってもバド・ライドではない。米国の著名フレンチ・レストラン「フレンチ・ローンドリー」や「パー・セ」では、10種類ほどの地ビール(handcrafted beer)、を用意、ソムリエは食事に合うと判断すれば、ワインよりもビールを提案する場合もある。同レストランでは、ビールは、ワインと同様、ボトルのラベルを客の方に向けて開ける。ビールには、赤ワインでしばしば使用されるボウル形状のグラスに入れるとビールのよさを引き立てるという。高級フレンチ・レストランのローズマリーズでは、ビールの泡が食事を圧倒してしまう場合にはデカンタする。米国のお国柄もあるだろうが、肩肘張らず楽しめる、種類も豊富になったビールの人気は、高級レストランで今後高まりそうだ

(San Furancisco Chronicle, 2008 May 16)

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