コカ・コーラ社&ペプシコ社、コンビニで新しいボトルサイズを販売

2008年 5月 8日

90年代始めより、コンビニ・ストアで代表的なPETボトル・サイズである20オンス(約600ml)サイズのソフトドリンクは、米国市場におけるコカ・コーラ社ならびにペプシコ社両社の炭酸飲料売上を活性化してきた。しかし90年代当時、大きなサイズの飲料を飲み干していたベイビー・ブーマーも今は年を重ね、健康志向となり、また最近の景気落ち込みも手伝い、20オンス・サイズ・ボトルを求める傾向は下降。今年第1四半期の米国主要小売店の炭酸飲料売上は約3.5%減少、コンビニではその数値は4.2%と更に高い。20オンス・サイズ・ボトルは大部分のコンビニの炭酸飲料売上を占める。この結果を受け、コカ・コーラ社とペプシコ社は、例えば20オンス・サイズを、16ならびに24オンス・サイズの2種に試験的に代えるなど、20オンスにこだわらない、より多様なボトル・サイズでの販売を試み始めている。12オンス・サイズ缶や2リットル・サイズPETボトル等を揃えるスーパーなどと同様に、コンビニでも多様なサイズを置くことで、消費者の嗜好に応え、コンビニでの売上上昇を狙う

(Dow Jones Newswires, 2008 May 2)

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