米国の炭酸ソフトドリンク、売上低迷続く

2008年 3月18日

米国での炭酸ソフトドリンクの売上が、2007年度に前年比0.2%下がった。主な理由は米国消費者の嗜好がミネラルウォーターや紅茶飲料へ移ったためだ。一方、米国での炭酸ソフトドリンクの小売価格は上昇、これは価格高めのエネルギー飲料の人気によるもの。米国の三大飲料メーカー、コカ・コーラ社、ペプシコ社ならびにキャドベリー社は最近ではウォーターや果汁飲料などの非炭酸飲料への投資が顕著だ。2006年度には、強いカフェイン入り炭酸飲料であるエネルギー飲料のメーカーが最も売上を伸ばした。しかし米国売上トップのソフトドリンクがコーク・クラシック、ペプシ・コーラならびにダイエット・コークであることは依然として変わらない。ところで米国民一人当たりの炭酸ソフトドリンクの年間消費量はここ数年のあいだ毎年下がっており2007年度には前年の814から下がり789.8オンス、それでも世界一の消費量とのこと。ちなみにサウジアラビアは261オンス(2006年度数値)、中国は32オンス、インドは9オンスとのこと

(Reuters, 2008 March 13)

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