米国ビール・メーカー、フレーバー・ビールに注目

2008年 3月 3日

米国では、フレーバー・ビールがビールの主流になるような勢いで成長している。約6年に及ぶ低迷を経て少しずつではあるが回復を見せ始めたビール業界では、今、シトラス、バニラ、ベリー等フレーバーのあるビール、地ビールそして蒸留酒が特に若者に支持され売上を伸ばしている。そして世界最大規模のビール・メーカーのひとつ、アンハイザー・ブッシュ(AB)社(米国)が、5月に、3500万ドルを販促に投じ、ライムジュース入り「バド・ライト・ライム」を発売する。新ブランドを立ち上げずに、確立された「バド・ライト」の名を使ってフレーバー・ビールを売り出すところに、フレーバー・ビールを主流と見始めたAB社の姿勢の変化が伺えるという。ウォッカに代表されるホワイト・スピリッツもまたペッパー、マンダリン、マンゴ等のフレーバー種を増やし、売上を伸ばしている。ラズベリー、パンプキンなど豊富なフレーバー・ビールそのものを創出した地ビールは、引き続き売上好調だ

(USA Today, 2008 March 2)

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