箱詰めワインが人気急上昇中
2008年 2月 4日
米国では、箱詰めワイン用の売り場が拡張されるほど、箱詰めワインが売上を伸ばしている。中でも、標準サイズのワイン・ボトル4本分とほぼ同量の3リットル・ボックス入りワインが注目される。3リットル・ボックスは、ワイン市場全体の1%強を占めるに過ぎないが、昨年の売上量は44%増を記録。箱詰めワインの売上急増の理由として、業界は、その利便性、比較的長い賞味期間(蛇口を初めて開いてのち6週間)はもとより、消費者の間でも広がる環境に対する意識の高まりとする。箱詰めワインの製造・輸送は、ビン詰めワインに比べ、ゴミの量を85%、炭素排出量を55%、それぞれ少なくすると言われる。また、箱詰めワインの小売価格が一般的に安いのも、この景気の中、売上を伸ばす大きな要因となっている
(Sun Journal, 2008 February 3)