温度変化で色の変わるインキ、スチール飲料缶に初めて使用

2007年11月22日

飲むのに最適な温度まで冷えたことをインキの色の変化で消費者に知らせる特殊インキを初めてスチール飲料缶に使用し、モルソン・クァーズ社(米国)傘下のクァーズ・ブリューワリーズ社(英国)が同社ブランド、カーリングに採用、今夏より販売している。この特殊サーモクロミック印刷インキは、ボール・パッケージング・ヨーロッパ社により元々アルミ缶向けに開発されたインキで、温度に敏感なこのインキを磨耗から守るため、透明色バーニッシュとともにアルミ缶に塗布するよう作られていた。今回、同社は、この特殊インキそのものに生産・充填工程で充分に耐えうる磨耗抵抗力を持たせることに成功、今回のスチール缶への採用が実現した

(Packaging Europe, 2007 November 21)

業界情報一覧