コカ・コーラ社vsペプシコ社、次はコーヒー飲料

2007年10月18日

長年コーラ飲料で戦ってきた米国巨大飲料メーカー、コカ・コーラ社とペプシコ社が、今度はコーヒー飲料で戦う。缶あるいはボトルに詰め冷やして販売されるミルク入りコーヒーは、最近まで日本以外では馴染みがなかった。コカ・コーラ社がすでにジョージア・ブランドを著名にしている日本のコーヒー飲料市場は、毎年およそ120億ドルの売上を記録する。一方、米国はまだ10億ドル規模の市場だが、提携10年のペプシコ社とスターバックス社が独占する状況だ。両社は提携を延長し、中国を始めとする海外市場にも乗り出す。コーヒー飲料では、現時点では、日本市場を除いて、ペプシコ社がコカ・コーラ社をリードする。1年前発売したコーヒー・フレーバー・ソーダ「ブラック」が今年8月末製造中止に追い込まれたコカ・コーラ社ではあるが、缶にコーヒー豆を保存するための新しい包装方法を開発し、また、イタリア本国でコーヒー文化を教えるコーヒー大学を創設した、世界的に有名なコーヒー・メーカー、イリーカフェ社とのジョイント・ベンチャー設立を今週発表し、ペプシコ・スターバックスに戦いを挑む

(Financial Times, 2007 October 17)

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