ウォールマート社方式、欧州では通用しないか

2007年10月 9日

ウォールマート社(米国)がすでに実践する、サプライヤーにより使用される包装を特に環境に与える影響について評価するスコアカード・システムは、欧州では通用せず、また、業界の基準となってはならないと、業界団体Europen(包装と環境のための欧州委員会)はコメントした。このスコアカードは、包装を使用する全てのサプライヤーへ提出を促すもので、このシステムを通じ、ウォールマート社へ納入するサプライヤーは評価の高い包装の使用を迫られる。スコアカードは、温室効果ガス排出量、包装材の種類、輸送距離、製品対包装比、使用リサイクル材、無駄削減方法、製造工程における使用エネルギーの種類ならびに節約方法、を含む9つの基準から成る。Europenは、北米と欧州それぞれの包装・環境問題へのアプローチの違いを指摘、欧州では、1994年末にEUより包装および包装の無駄に関する指令があり、EU全体で一致する包装基準を作ることを意図し、EU加盟国がその内容を各国の法律へ取り入れるものとしている

(DecisionNewsMedia, 2007 October 1)

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