欧州で飲料缶需要増続く
2007年10月 3日
欧州では、飲料缶が、最近の各社製缶工場生産力の増強をもってしても、高まる需要に追いつかず不足するのではと懸念されている。現在、欧州市場は、レクサム社(欧州市場でシェア40%を握る)、ボール社(同23%)ならびにクラウン・ホールディングズ社(同20%)の3社による寡占状態。東欧では、近年高まるビールの人気に加え、輸送のし易さ、独自性・特殊性の出し易さ、そして、リサイクル性の高さなど、缶の与える利点に注目が高まり、需要が急増。米国での缶消費量は人口約3億人に対し1,010億缶、他方、欧州での缶消費量は4億人に対し現在450億缶にとどまる。前述の3社による生産能力増強策により、2008年度には欧州における缶生産能力は16%増あるいは73億缶増の537億缶となる
(DecisionNewsMedia, 2007 September 27)