アンハイザー・ブッシュ社に、インティアン救済を求める
2007年 9月20日
米国インディアンの間に蔓延するアルコール依存をなくす目的で活動を続ける団体が、ネブラスカ州の小さな町ホワイトクレイに隣接する、インディアン保留区(人口16,500人)にはびこる問題解決を、アンハイザー・ブッシュ社に求めている。保留区の若年自殺率は米国内で最も高く、ほとんどがアルコールに関連すると報告されている。ホワイトクレイにある酒店4店は、アルコール飲料を年間4百万缶売上げ、そのうちアンハイザー・ブッシュ社製品が86%を占める。モルト・リカーがインディアンの間ではよく売れ、特にアンハイザー・ブッシュ社の「ハリケーン」は人気が高い。通常のビールと比べモルト・リカーはアルコール度数が高く、大きい容器で売られ、価格が安い。アンハイザー・ブッシュ社は、1982年以来、6億7500万ドルを投じ、全国の同社卸売店600店を含めた同社グループ全体により、アルコール飲料との責任ある付合い方などを消費者に促進している。前述の活動団体は、ホワイトクレイにおける問題に関し、アンハイザー・ブッシュ社がアルコール依存治療プログラム等の支援をすることを求めている
(Sun Herald., 2007 September 19)