ペプシ缶、中国では赤色

2007年 9月13日

ほとんどの国では、コカ・コーラ社のコーラ缶は赤色、ペプシコ社のコーラ缶は青色と、競合するコーラ・メーカーの区別がひとめでつく。しかし中国では、ペプシコ社は、コーラ缶を赤色に変えたため消費者を驚かせている。コカ・コーラ缶の赤よりも多少暗めの赤ではあるものの、ライバルと同じ赤を採用した理由として、ペプシコ社は、同社がスポンサーとなる、国際的スポーツ・イベントに参加する中国代表「チーム・チャイナ」応援のため、中国の国旗の色を使うデザインにした、とコメント。同社は、昨年ブラジルにて、やはり同国の国旗の色-黄と緑-を生かした包装で販促活動を行った。ちなみにコカ・コーラ社は2008年北京オリンピックのオフィシャル・スポンサーだ。中国では、2006年度時点でコカ・コーラ社が51%(ペプシコ社は30%)のシェアを握りリードしてはいるものの、2000年度から70%増の43億3千万リットルを昨年売上げたコカ・コーラ社に対し、ペプシコ社は93%増の29億3千万リットルの売上を記録、中国で徐々にコカ・コーラ社に迫る勢いだ

(The Wall Street Journal., 2007 September 12)

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