生物分解可能プラスチック、その取扱いに英国消費者困惑
2007年 9月10日
ここ数年、とうもろこし等を原料として作られる、環境を考慮した生物分解可能なプラスチック包装材の使用が増えつつあるが、英国では、現実には、その利点が完全に生かされていないことが、無駄削減のため政府支援により組織された団体「ラップ」の消費者アンケートにより明らかになった。英国の消費者は、「生物分解可能」「堆肥化可能」「分解性」など、食品製品ラベル上に記載される包装材原料を示す様々な表示に困惑し、正しい包装の廃棄方法を見極めかねている。ラップは、生物分解可能なプラスチック包装を使用する食品メーカーに対し、明確なラベル表示とガイドラインを要請、このような新包装材が提供する環境保護を促す特長を最大限活用すべきであり、新包装材のためのインフラを早急に築くべきと忠告した
(Decisionnewsmedia SAS., 2007 September 7)