ウォール・マート社、仕入先工場検査を強化

2007年 8月20日

ウォール・マート社(米国)は、仕入先工場の行動規範遵守を確認するため、1992年に企業倫理基準プログラムを確立、世界中の同社仕入先に、製造工場での雇用ならびに環境に対する取組みに関する規範遵守を要請。今週発表された最新報告書では、工場検査で特に環境基準を強化、プログラム適用範囲を広げたとある。今回は、前年2005年時より15%多い、ウォールマート社向け製品の製造工場8,873工場を検査。そのうち抜き打ち検査が26%で、2005年時より6%増。検査結果により課せられる罰則は、ウォールマート社への永久納入禁止、1年間の同社での製品販売中止、30日後の再検査等がある。危険度の高い違反は、前年比23.5%減、継続的な検査の効果を同社は強調する。今回の検査では、無駄の確認、その無駄の取扱い・処理方法、水の再利用・廃棄方法ならびにエア排出方法が加えられた

(Decision News Media, 2007 August 16)

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