クラウン社とレクサム社、欧州で飲料缶製造能力増強
2007年 8月 2日
スペインとポルトガルは、この5年間、飲料缶需要が著しく高まり、欧州で3番目の規模を誇る市場となった。この地域の人口分布、安定した観光業ならびに暑い気候を背景に、中でもソフトドリンク缶については、欧州最大の市場である。クラウン・ホールディングズ社は、2008年に、スペインのセビージャ飲料缶製造工場に33mlサイズの2ピース・スチール缶用ラインを増設、年間生産量を17億缶と倍増させる。同社は、現在、スペインのセビージャとアゴンチジョにある飲料缶製造工場を含め、欧州9カ国に計13の製造工場を持ち、2ピース飲料缶ならびに缶蓋を供給する。一方、レクサム社もまた、欧州での缶出荷量が増加、特に25clサイズ缶のエネルギー飲料需要増に伴い、同社供給のスリーク缶が好調、その結果、オーストリアに1ラインを増設(2008年後半稼動予定)、合計3ラインとする。レクサム社はまた、スペインに、スチール缶製造ラインを増設中、2008年第2四半期に稼動予定
(Decision News Media, 2007 August 1 & July 31)