アルキャン社、リオ・ティント社による買収合意

2007年 7月17日

鉱業関連事業を手がけるリオ・ティント社(英国ロンドン)は、先週木曜日、アルミ製造会社アルキャン社(カナダ)のキャッシュ381億ドルでの買収同意に達したことを発表、この後、敵対的買収をこれよりも安価で仕掛けていたアルコア社は、買収オファーを取り下げた。この買収により、社名をリオ・ティント・アルキャン社とし、世界最大のアルミ製造会社、世界第4位のアルミナ生産会社ならびに世界最大のボーキサイト生産会社となる。買収後、リオ・ティント社がより収益の高いアルミ生産に事業を集中させるため、飲料缶製造を主力とするアルキャン社下の包装事業(従業員31,000人、世界35ヶ国に130工場を有す)の売却が予想される。現在、鉱業業界は、価格が高騰する金属関連コモディティから多大な利益を得ており、企業買収を仕掛ける傾向にある

(jMarketWatch, 2007 July 12 / Packaging News, 2007 July 15)

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