中国、飲料容器需要増加
2007年 7月10日
中国での飲料用容器需要が、今後、年8.9%の割合で増加、2010年には約1,810億ユニットに達すると、調査会社フリードニア社は予想する。2005年度、中国では、容量では、飲料容器としてビンが最大シェアを占め、特にビール用容器としての需要がいまだ高い。しかしながら、ビール市場での返却可能なビンの再使用で数量増加が限られるため、容器数で見ると、プラスチック製容器の需要が最大となる。ノンアルコール飲料用としてボトル形態を取るプラスチック製容器がほとんどだが、最近ではパウチも急速な伸びを見せている。これらに続き需要が高いのが紙容器、そして缶。缶はビールならびに機能性飲料・コーヒー分野で需要増が今後見込まれる。中国での飲料容器の最大の市場は牛乳、そしてビールが続く。また、フルーツ飲料の容器需要が急速に高まる一方で、炭酸ソフトドリンクの容器需要の伸びは鈍いものになると予想される
(Decision News Media SAS, 2007 July 5)