アンハイザー・ブッシュ社、インドへ参入
2007年 7月 9日
アンハイザー・ブッシュ社(米国)の国際事業売上は、現在の所、同社の総売上の10%を占めるに足らない。同社は、中国市場に参入してしばらく経つが、インドは、同社が投資をした、中国を除くアジアで唯一の国となる。アンハイザー・ブッシュ社は、今年2月、クラウン・ビール社(インド)と50/50のジョイント・ベンチャーを創設、インド向けバドワイザーの醸造、営業、販売を開始した。インドでのアルコール飲料の生産、販売ならびに広告における課税や過度の規制は、同社にとり市場参入への難題となり、また、中国での小売価格よりも数倍高い価格での販売となるが、インドでの営業利益が、世界平均よりは低いものの米国市場での売上低迷の中、中国の場合よりも高いのが魅力となるという。現在、同社の15番目となるビール工場を中国に建設中。中国でのビール消費量は10年以内に倍増すると予想され、インド市場もまた、ビールへの課税が「正常化」されれば、急速に成長すると期待される。インドのビール市場では、ユナイテッド・ブリューワリーズ社(インド)が40%、SABミラー社が3分の1を占める
(Reuters, 2007 July 6 / just-drinks.com, 2007 July 9)