アンハイザー・ブッシュ社、ハイネケン社、売上で明暗分ける

2007年 5月17日

米国ビール売上は、過去4年間伸び悩む。主な要因は、ビール以外のアルコール飲料や輸入ビール・地ビールの消費増加にある。その状況は、世界を代表するビール・メーカー2社の最新報告にも明らかに表れている。アンハイザー・ブッシュ社(米国)の2005年度・2006年度総収入の伸びはわずか5%、利益は12%の落ち込み。ビール業界が国際市場で統合を繰り広げたが、同社は機を逸した感がある。一方のハイネケン社(オランダ)は、昨年同時期比11.3%売上増加を記録。同社ブランド「プレミアム・ライト」の米国売上も好調。アジア・太平洋沿岸地域ならびにアフリカでは、諸国の経済成長に伴い同社ビール売上もそれぞれ26.5%、17.1%増加。比較的穏やかな冬を迎えた今年の西ヨーロッパでは4.6%、中央・東ヨーロッパでは13.7%の売上増につながった

(Forbes, 2007 May 16)

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