米国食品、飲料、化粧品メーカー、「グリーン」包装へ向け急加速

2007年 5月15日

2007年5月9日付弊社業界情報でお伝えした通り、米国の主要食品・飲料・化粧品メーカーが包装の簡素化を実施、包装製造による環境への影響を最小限にする。コカ・コーラ社は、同社のダサーニ・ウォーター用ボトルに使用するプラスチック量を5年以内に7%削減する。コカコーラ・クラシックの伝説的なコントゥアー・ビンも軽量化・縮小化が進められる。消費者を考慮し、小さくなっても容量は変えない。世界最大の小売店ウォールマート社から66,000社に及ぶ同社取引会社への、過剰包装・それにともなう費用削減の呼びかけがこの動きの源だ。環境団体からの圧力もある。エンヴァイロンメンタル・ディフェンスは、4年前、包装材の重量、リサイクル内容、機能等を比較できる計算装置を包装デザイナー向けに考案。同団体は、現在、ウォールマート社に対し、紙、プラスチック等の包装材製造に伴い放出される地球温暖化原因となる気体成分や容器が廃棄されるゴミ集積地からの放出メタンについても注意を向けるべきと要求している

(The Detroit News, 2007 May 14)

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