欧州、サステインパック・プログラムで環境負担少ない包装素材基準準備

2007年 4月24日

シェフィールド・ハラム大学(英国)の素材専門家が、欧州13ヶ国から集められた研究所、大学ならびにパートナーなど35団体から成る「サステインパック・プログラム」に参加、分解し易く、再生・リサイクル可能な、バイオポリマー、紙ならびに厚紙から作る包装開発を進める。3600万ユーロをかけた4年間にわたるこのプログラムは、2015年までに再生素材基準を作り、環境への負担削減に努め、石油ベースの包装素材を再生素材に代えることを目指す。シェフィールド・ハラム大学の専門家は、ナノ添加剤を供給する。1mmの10億分の一に加工される微小添加剤は、素材特質を変えることが可能だ。例えばナノクレイ粒子は、バイオポリマー・フィルム、コーティングのバリア特質ならびに機械的強度を顕著に向上させる

(Packaging News, 2007 April 19)

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