カップと蓋の需要、米国で増加傾向
2007年 4月 3日
米国にて、カップと蓋の需要が、年間4.3%のペースで伸び続けると予想され、2010年には68億ドルの市場になりそう。この伸びは、個人可処分所得レベルの上昇と、コーヒーショップ、コンビニエンス・ストアを含む食品サービス産業の好調な展望により支えられる。プラスチック製カップならびに蓋の価格は、樹脂価格の正常化を反映し落ち着きを取り戻すと予想される。蓋は、カップを上回る伸びが期待されているが、それは、蓋を使用する飲料用カップの需要増加、ならびに、高価な特殊蓋や一人分量用の食品用カップの需要増加が今後予想されるからである。カップ・蓋市場では飲料用が独占するものの、近頃の健康志向により、食品用の需要増加も著しくなると見られる。食品サービス業からの需要は、2005年にカップ・蓋需要全体の72%を占めるほど、依然大きい。高級グルメ・コーヒーショップに対抗するための、ファーストフード・チェーンならびにコンビニエンス・ストアによる高級コーヒーへの移行が、カップならびに蓋の需要を引き続き増加させると見られる
(Market Wire., 2007 March 28)