ポリスチレン製皿から竹やさとうきびを原料とする皿へ
2007年 2月21日
米国5州でショッピング・モール内のフード・コートに10店の中華料理店ならびに日本食店事業を展開するシノ・ワック社は、従来のポリスチレン製皿を、竹製の皿に試験的ではあるが代えつつある。ファースト・フード店のハンバーガー等に使用される容器が環境を汚している状況は、ファースト・フード業界でも悩みの種。1990年代にマクドナルド社がリサイクル可能な容器を使用し始めた。カリフォルニア州のサンフランシスコならびにオークランドの2都市では、昨年よりレストランの発泡プラスチック容器の使用を禁じた。イートウェア社がシノ・ワック社に供給する竹製の皿ならびにボウルは、頑丈で湿気に対して強く、紙とは異なるもの。ポリスチレン製皿と比べ、6ヶ月以内と速く生物分解する。このような環境に優しい皿などを含む容器の費用はまだ高い。が、とうもろこしやさとうきびから作られる生物分解可能なコーティングの開発等も進められ、食品サービス業界からの注目度も日々高まる
(Scripps Howard News Service, 2007 February 16)