ワインメーカー、ビンに代わる様々な形態の包装に注目
2007年 1月30日
ワインボトル栓のコルクに代わるスクリューキャップの登場(弊社業界情報2006年12月28日付に関連記事)に続き、ワイン用容器にもビンから離れた全く新しい包装に注目が集まる。オーストラリアのワインメーカー、パランドゥリ社が昨年末明らかにした「チアパック」(右の写真)。完全にリサイクル可能な、プラスチックとアルミフォイルを合わせた包装。元は日本の会社がヨーグルトやスポーツ飲料用に開発したものだが、同社が初めてワイン用(750mlサイズ)に採用。消費後、容器を平らにできるのも特徴。カナダからの需要大、現在航空会社とも交渉中。ラパック社(米国)による「バッグ・イン・ボックス」(左の写真)も新しいワイン用包装。箱の中に酸素バリアフィルムを強化したバッグが固定されており、そのバッグにワインが詰められる。「パーティ・バッグ」としても知られる。酸素量を最小限レベルまで削減可能。既にフランスでは、売上が5年前と比べ5倍に増加。現在、米国に売込み中。
(Business Wire, 2007 January 23 / Reed Business Information, 2006 December 11)