アルキャン社、アルミ生産費用削減のための開発に着手

2007年 1月23日

世界最大規模のアルミ生産会社であるアルキャン社(本社:カナダ、モントリオール)は、アルミ生産費用を最大20%削減可能にする生産工程の研究ならびに開発を、現在、フランスの同社R&Dセンターにて進めている。エネルギー費高騰を理由に、同社を含むアルミ供給会社によるアルミ価格値上げに対する客先からの抵抗が続く中、市場での競争力を維持する手段として、同社は生産費用を削減する意向。具体的には、エネルギー効率に優れ、且つ、環境に優しい精錬工程を促す開発を目指す。アルミ価格は、昨年10月には、2003年当時の価格のおよそ2倍となる価格を記録。アルミは、食品・飲料用にも幅広く使用され、欧州では特にアルミ・ホイルの需要が伸びている。一方、西ヨーロッパ全体における一次アルミの生産率は2005年から減少傾向

(Decision News Media, 2007 January 19)

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