PETボトル、成長続く
2006年11月14日
飲料研究機関Canadean社の最近の報告によれば、2006年の飲料業界でのPETボトル売上は、世界的に伸びた模様。従来カートン容器が占有してきたジュースやネクター市場向けにPETボトル製造機械を多く納入し始めた欧州では特に、2007年にもこの増加傾向が続くと予想される。PETボトル増加の裏にはビン使用の減少があるが、ビンは、パブ、レストランを含む特定の市場での需要が続く。ビール市場でのPETボトルの占める割合は未だ低いが、東欧市場ではその需要は高く、特にロシアは、世界全体のビール用PETボトル使用の61%を占める。環境対策もPETの課題だ。近年開発されている生物分解性プラスチックの利用は、現時点では非炭酸飲料用に限られ、コストもPETボトルの約1.5倍となっている
(Canadean Ltd., 2006 November 7)