ストーレー・マシーナリー社

2005年 6月 1日

製缶機械用純正部品

米国コロラド州のストーレー・マシーナリー社の技術・スペアパーツ部門ヴァイス・プレジデントであるグラハム・プライス氏が、純正ストーレー・マシーナリー社製スペアパーツを客先が購入することの重要性をあらためて強調しています。


同氏は、ラグズデール・タイプのボディメーカー・リドロー・エア・スプリング・シリンダーの例を挙げ、ストーレー社供給の純正エア・スプリング・シリンダーを使用している場合、不適正なリドロー成形が起こり始めると、エア・スプリングが正しく機能していない状況や、老朽化による変形が発生している事が示されます。 つまり、純正ストーレー社製部品を使用していると、このような交換あるいは修繕が必要との警告が発せられるので、主要部品であるカムやプッシュ・ロッド・エンドへの損傷を回避することが可能となります。


しかしながら、ストーレー社製供給の純正部品以外のリドロー・プッシュ・ロッド用エア・バッグ・スプリング等の部品を使用した場合、事前警告が全く無くエアバッグが破裂し、カムならびにプッシュ・ロッド・エンドへの深刻な損傷を発生させてしまう原因となります。 当然のことながら、ボディメーカーを元の状態に戻し再稼動させるまでには、大きな費用が発生する可能性があります。


ストーレー社供給の純正部品以外の部品購入を検討される前に、その利点ならびに不都合な点両者を含めた全てのデータを分析・検討されることを、プライス氏は提案しています。

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