ハートネス社
2004年10月 1日
シュリンク・パッカー・システム発表
米国サウス・キャロライナ州のハートネス社は、同社製ケース・パッカー2650などの既存技術をもとに、それらをさらに高めるように設計された、新規シュリンク・パッカー・システムをこの秋に発表します。
この新規シュリンク・パッカー・システムは、従来のものよりも簡素な設計でありながら、より頑強であり、操作ならびにメンテナンスが容易で、型替えを短時間で実施することが可能であり、トレイならびにプラスチック製シェルなどの製品を取り扱うことが可能なシステムとなっています。
この新製品の、これまでに販売された同社製製品との戦略上におけるもうひとつの相違点は、『機械的(メカニカル) vs 電気的(エレクトリカル)』と言う問題の解決方法が重視されている点です。 その一例として、ひとつのサーボはメイン・ドライブならびに主要機能全てを駆動する一方、第2番目のサーボは、フィルム・トランスポートならびに連結する裁断ユニットを駆動しています。
電気関連システムにのみ依存することがないので、この新規パッカーは操作ならびにメンテナンスが容易です。 これに加え、型替えの実施が非常に簡単です。 オペレーターはチェンジ・パーツを設置し、始動ボタンを押すだけで、数分以内に効率良く稼動を再開することが可能です。
フィルム・ロールは、頻繁にアクセスし易いようにと、2つのサポートの付いたユニット上に設置されています。 ロールの内の一本はニューマティック・ブレーキを装備しているので、従来のシステムのようなスピンドル上にフィルムを搭載させたタイプと比べ、フィルムの取り付けが簡単です。 この特徴により、スピンドルが歪曲してしまうことにより発生する諸問題を解消する事が可能です。 さらに、フィルム重量は、業界では最も重いレベルの950ミリメーター(37.5インチ)です。
裁断モジュールもまたメカニカルであり、型替えの際には、求められる長さに対して正確な位置に調整することが可能です。 この調整により、フィルム裁断速度が減速され、常時最も遅い速度にてフィルムを裁断することが可能です。
包装ユニットは、型替えをより容易に実施できるように、2つのメカニカル・システムを連結させています。 このユニットには非常にシンプルな技術が採用されている為、常に一定の速度で稼動させることが可能となります。 包装ユニットのうちのひとつのシステムは、プラスチック・カム・プロファイルの包装チェーンを特徴とし、もうひとつのシステムは、ラッピング・バー用ガイディング・システムです。 シュリンク・トンネルは、致命的な損傷を回避するのに貢献し、より強固で信頼できる性能を提供するために、そのサイズは大きめに設計されています。
この新システムは、すでに業界において最先端の技術であると実証されている既存のハートネス社ラインナップに加えられるべき製品となり、長期間に亘り客先の御愛顧を得られるシステムであるとハートネス社は確信しています。