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業界情報バックナンバー

2017年8月31日
オレンジピールのように分解するプラスチック製包装をコーヒーパッグに
昨年、廃棄すると“オレンジピールのように分解する”よう作られた、生物分解可能なプラスチック製包装“Tipa”が、今回、コーヒー・パッグ用に発表された。
9月29日のコーヒーの日に合わせて、気密性が高く、高鮮度を維持する、100%生物分解可能なTipaのコーヒーバッグへの採用が発表された。
Tipaはイスラエルで開発され、現在では米国にも販売店を持つ。 このプラスチック製包装は、使用後、食べ物とともに捨てることができ、その後、食べ物の場合と同様に、包装の100%が堆肥となり新しい植物を育てることに寄与する。現在、世界の食品・飲料用包装の半分以上が、純粋なポリマーではない複数の材料を混合させた、リサイクルされるには長期間を要する、あるいはリサイクル不可能なフレキシブル・プラスチックであるとTipaの開発者は述べている。
高めのコストに関わらず、Tipaを利用したいと希望するブランドは、企業及び消費者のサステナビリティの意識の高まりから、増えているという。
   (Beverage daily.com, Aug.25, 2017)
    
2017年8月29日
2016年販売数量上位10 ビールブランド
10位 Corona Extra (ブランド所有者 アンハイザー・ブッシュ・インベヴ(以降、ABI)社)
9位 Brahma (ABI社)
8位 Harbin (ABI社)
7位 Heineken (ハイネケン社)
6位 Yanjing (Beijing Yanjing社)
5位 Skol (Carlsberg社)
4位 Tsingtao (Tsingtao社)
3位 Budweiser (ABI社)
2位 Bud Light (ABI社)
1位 Snow (China Resources社)
昨年のビールブランド・トップ10で、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社ブランドが幅を利かせているのはもはや驚くことでもないかもしれない。ABI社は、今や、トップ10ブランドのうち5ブランドを所有し、さらにSkolについては、南アメリカ市場に限り、生産・販売を手掛けている。
ABI社は、2016年SABミラー社の買収を実現するために、SABミラー社のアジア及び欧州に持つ資産(Snowブランドを含む)を含めた多くの資産売却を余儀なくされたものの、同年、ABI社の業績は、ステラ・アルトワ、バドワイザー、及びコロナというグローバル・ブランドの依然強い販売力により支えられたと報告されている。
しかしながら、世界全体のビール売上は、ワイン及び蒸留酒の人気の高まりもあり、停滞している。ニールセン社の調べによれば、今年6月17日までの52週間、世界全体のビール販売数量は前年同期比2%減であったのに対し、ワインと蒸留酒の同期販売数量はそれぞれ同1.5%増、同1.6%増であった。
   (the drinks business, Aug.16, 2017)
    
2017年8月24日
高糖度炭酸飲料税収入、予想よりも大きく下回る
高糖度炭酸飲料への課税(ソーダ税)を今年1月から施行したフィラデルフィアでは、この課税により得られた税収入を、コミュニティー・スクール、保育園プログラム、リクレーション・センター、図書館、公園に関わる取り組みに充てる予定である。 この税収が、6月末までの半年間で、予想を15%下回る3,930万ドルであることが最近報告された。
この結果を受けて実施された市場調査結果により、フィラデルフィア住民は依然、高糖度炭酸飲料を購入しているものの、購入するために、フィラデルフィア市を出て市外で購入していることが明らかになった。
市内での高糖度炭酸飲料売上は前年同期比55%減少した一方で、市外での売上は同38%増を見せている。また、市内では、ボトルドウォーターの売上が同13%増加している。
米国では、国民の糖分摂取を削減する目的で、高糖度炭酸飲料への課税を検討する都市が増えている(弊社業界情報2016年12月20日付、及び2014年11月6日付に関連記事)ため、課税を実施したフィラデルフィアの動向に注目が集まっている。
   (CNBC, Aug.22, 2017)
    
2017年8月22日
ウイスキーとビールが上位に、英国の輸出食品・飲料で
今年前半における英国での食品・飲料輸出額は、全体的にアルコール飲料の伸びが目立ち、中でもウイスキーとビールが英国最大の輸出飲料として際立っていることが明らかになった。
この期、英国の輸出食品・飲料の中で輸出額で最上位を記録したのは、ウイスキーである。 また、ビールの輸出額が、チョコレートを抜き第3位となった。 その他、食品・飲料輸出額で上位10位に入っている飲料は、ワイン(6位)、ジン(7位)、ソフトドリンク(10位)である。
注目すべきは、英国でビールの輸出額が急速に伸びたこと、特に、英国から韓国へのビール輸出額が前年比77%増を記録したことである。
英国にとり食品・飲料の最大の輸出先は依然欧州であるが、この期に大きな伸びを見せたのが前出のビールの貢献が大きい韓国(+77%)、中国(+35%)、そしてベルギー(+39%)である。
   (Beverage daily.com, Aug.21, 2017 / The drink business, Aug.18, 2017)
    
2017年8月17日
アルミホイル蓋付きのビール缶
100年以上も前から醸造されてきたメキシコのビール、エストレージャ・ハリスコ(Estrella Jalisco)が、ホイル・トップ・シールと呼ばれるアルミホイル蓋/カバーを通常の缶の上にかぶせた形で、米国で販売開始された。知名度の高いビール・ブランドが、米国内でこの種のホイル・トップ・シールを使用するのは初めてと見られる。
同ブランドの象徴である星のデザインが印刷されたホイル・トップ・シールは、特許技術を使用して24oz缶に装着される。いずれは12oz缶にも採用される予定。
昨年、ビンで、米国デビューを果たしたエストレージャ・ハリスコは、米国内ではアンハイザー・ブッシュ社を通じて販売される。
ホイル・トップは、プレミア感、差別化、そして缶ビール・カテゴリー内でのひとつ上のランク、これら三要素を提供すると、アンハイザー・ブッシュ社はコメントしている。
   (The Canmaker, Aug.16, 2017)
    
2017年8月15日
英国で初、ウォーター売上がコーラを超える
英国及びアイルランドでは、昨年、前年比10%増の売上を記録したウォーター(ノンフレーバー)が、各飲料メーカーにより販売されるコーラ全体の売上を同市場で初めて上回ったことが、市場調査会社ニールセン社の報告により明らかになった。米国でも同様の現象は見られており、 2016年の米国内清涼飲料売上で、ボトルドウォーターが、初めて炭酸飲料を抜かし、最上位となっている。(弊社業界情報2017年3月16日付に関連記事)
英国・アイルランド市場の他の飲料については、フレーバー・ウォーター、エナジードリンク、果汁入り/無し炭酸飲料が昨年売上を伸ばした一方で、コーラ各種に加えレモネードが売上を落とした。
炭酸飲料用容器としては、缶が、同市場で全体の31%を占め、25cl及び50clサイズの缶が好調である。
缶はまた、持ち帰り用のビールの容器として安定した人気を誇っており、昨年は、全体の64%を占めた。店頭では、特にクラフトビールに好んで使用される33cl缶の売上増が目立つ。サイダー(シードル)部門においては、缶が、従来使われてきたビン及びPETボトルからシェアを奪いつつある。
   (The Canmaker, Aug.14, 2017)
    
2017年8月10日
ビールは、地元で、そして、醸造所内で
米国のクラフトビール市場は、生産量では、今年6月までの前半で昨年同期比5%増を見せ、昨年の8%増の勢いほどではないものの、醸造会社の数は昨年同期比906社増やしており、成長しつつも成熟市場の傾向をより強く見せつつある。
一方、昨今注目すべきトレンドとしては、年間生産量15,000バレル以下のマイクロブリューワリーの成長が著しいことである。クラフトビール醸造所の中でも特に小規模のこのようなマイクロブリューワリーの成長は、特にカルフォルニア州で顕著に見られる。
カルフォルニア州は、米国全体で見たクラフトビールの売上高で見ると、全国平均と変わるものではないが、州内での売上に焦点を当てると、マイクロブリューワリー醸造のビールが、同州のクラフトビール売上全体の68.5%を占めており、これは前年同期比10%増に近い数字である。
カルフォルニア州のマイクロブリューワリー及びブリューパブ(レストラン併設の醸造所)は、昨年よりも生産量を増やしており、そのうち4%のみが輸出され、残りは全て州内で売り上げている。 そこには、カルフォルニア州産のものを売るという彼らの考え方があり、ビールを味わう楽しみの一環として醸造所訪問があるという消費者の傾向が見られる。それゆえ、醸造所内・ブリューパブ内でのビール売上の重要性は今後さらに増すものと思われる。
   (Beverage daily.com, Aug.9, 2017)
    
2017年8月8日
新しいトレンド、低・ノンアルコールビール
近年、適量の飲酒を心がける人々が、特に25歳から44歳の消費者層で増えている。それに伴い、低ABV(アルコール度数)飲料カテゴリーが注目されている。ビールメーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベヴ(以降、ABI) 社は、2025年までには、世界全体のビール販売量の5分の1を低アルコール/ノンアルコールビール(NABLAB)が占めるようになると予想する (弊社業界情報2017年5月30日付に関連記事)。
低アルコール度数については、ABI社では、3.5%ABV以下を低アルコールビールとする一方で、クラフトビール業界では、3.5%〜4.5%とする傾向がある。
最近、ABI社が英国で実施した調査では、英国人の1/3弱がアルコールフリー・ビールを飲んだ経験があり、うち20歳以上の消費者の39%が低・ノンアルコールビールを好むと答えた一方で、その数字は、18〜19歳の人々では48%とより高くなることが明らかになっている。
ビール醸造会社、パブ、小売店販売員が低・ノンアルコールビールを含めたビールスタイルの多様性及び度数を学び、それらの情報を消費者の好みに応じて提供することが、今後、潜在力ある低・ノンアルコールビール・カテゴリーの定着につながるとABI社は見ている。
ハイネケン社も、このトレンドを強く実感しているビールメーカーである。ハイネケン社が、欧州市場で年初に発売したブランド “0.0” が好調な売上を見せているからだ。今年に入り、欧州で2桁成長を記録する低・ノンアルコールビール・カテゴリーは、スペイン、オランダ、ポーランド、オーストリアで特に顕著な伸びが見られている。
ハイネケン0.0は、他の既存ブランドとシェアを奪い合うブランドではなく、むしろ、ランチで、スポーツのあとに、あるいはドライブの前に…などこれまでに想定されていなかった新たな飲む機会のための、低・ノンアルコールビールという新たなカテゴリーを開拓しているのだと、ハイネケン社はコメントしている。
   (Beverage daily.com, Aug.1 & July 24, 2017)
    
2017年8月3日
飲料缶差別化で今後も注目される4つの方法
店頭での差別化を図るため、飲料缶に施されるデザイン・機能の中でも特に次の4つの機能は、ここ数か月の間に特に目を惹いたものであり、今後も続くトレンドとなると予想されるものである:
1、温度により色を変化させるサーモクロミック:
   リプトン、温度変化で“love”の文字が浮き出るデザイン。
  モルソンクァーズ、ビールの飲み頃の温度まで冷えると缶上の絵の色が変化。
2、収集/リピート買いを想定:
  コカ・コーラ、人の名前をラベルに印刷。
  バドワイザー、米国の各州の名・ロゴを印刷。
  スプライト、著名なヒップホップ・アーティスト6人の詩を印刷。
3、機能性:
  オランジーナ、缶を逆さまにして陳列、消費者がそれを元に戻すことで、ほどよく中身が混ざるように。
4、再封性:
  ビンと缶の利点を融合したアルミボトル。ビール、エナジードリンクで多く採用。
   (FOODBEV MEDIA, Aug.1, 2017)
    
2017年8月1日
世界で毎分百万本のプラスチックボトルが購入される現実
プラスチックは、ここ数十年の間に、現代のライフスタイルにはなくてはならないものとなった。プラスチックボトルの増加は、特にボトルドウォーターの需要に比例する。
これに関するごく最近の報告の中で特に注目すべき2つの統計結果がある。一つは、世界全体で、毎分、百万本のプラスチックボトルが購入されているということ。そしてもう一つは、使用されるプラスチック全てのうち91%が再資源化されていないということ。それにも関わらず、2020年までに5,000億本以上のプラスチックボトル販売が予想されている。
飲料用プラスチックボトルは一般的にPETを原料とする。PETは、完全に自然分解するまでに400年かかる一方で、再資源化も可能である。最も深刻な問題は、プラスチックボトルを含めたプラスチックの廃棄量が世界的に増える傾向にあり、その他の生態系に影響を与えることである。現時点では、消費済みプラスチックのほとんどが最終的にたどり着く場所が、ごみ廃棄場か海のいずれかである。
海は、2050年までに、重量で、魚よりもプラスチックを多く含有するようになると推定されている。これは、海洋生物により摂取されるものが大きな危機にさらされるだけではない。日常的に海産物を食す人々は、プラスチックの細かい破片をともに食べていると報告する調査結果もある。
その点、ごみ廃棄場は、移動することなく、人間の手の届くところにあるため、適切に管理さえすれば、地下水汚染にも深刻な影響を与えずに対処することが可能である。中国では、再資源化のためにプラスチックボトル収集を組織的に実施する労働者の存在があるため、ごみ廃棄場にプラスチックボトルはないとも言われる。その動機は、しかしながら、環境を考慮してではなく、PETボトルと引き換えに現金が得られると言う経済的な理由からである。
確かなことは、世界全体で、プラスチック廃棄が環境に及ぼす問題に取り組む必要があるということである。
   (Forbes, July 26, 2017)
    

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