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業界情報バックナンバー

2017年2月28日
米国クラフトビールのパイオニア、売上低迷に警戒感
今の米国クラフトビール・ブームの火付け役、ボストン・ビール社は、今、クラフトビール売上の勢いが弱まっていると警戒感を強めている。
ボストン・ビール社の株価は、先週木曜日、5%以上下がった。同社は、その前日に、昨年第4四半期業績とともに、今年2017年の見通しが明るいものではないことを報告していた。昨年第4四半期では、同社の人気ハードサイダー・ブランドであるアングリー・オーチャードの売上も伸び悩み、今年のサイダー売上もまた、クラフトビールと同様、現時点で失速傾向にあるとボストン・ビール社は発言している。
クラフトビール全般については、米国市場で、確かに依然ほどの勢いはないものの、伸びを見せている飲料セグメントのひとつである。一方、ボストン・ビール社を、その規模の大きさから、純粋なクラフトビール・メーカーと見ていない消費者も少なくない。
   (CNBC, Feb.23, 2017)
    
2017年2月23日
バーで使うデスクトップ型ビール缶シーマー
米国のクラフトビール・ファンは、今後、バーで、充填されたばかりのビール缶を入手することができそうだ。
最近の米国クラフトビール関連のニュースと言えば、従来のビン使用に加えて缶も採用、あるいは缶に移行するという内容のものが多いが、小売店での売上を伸ばすために、充填・密封機械を使用して缶クラフトビールを販売するメーカーも増える傾向にある。それに伴い、醸造所併設バーでも、ビールをその場で缶に詰める少量専門の装置を求める声が高まっている。
米国のミシガン・テクノロジカル大学卒の三人がその必要性に応え、昨年、“デスクトップ型”ビール缶シーミング機 Oktober MK16を発表した。
この機械は、缶、缶蓋、ラベル(シュリンク・ラベルも含む)、及び技術サポートも含めた缶ビール生産のために必要とされる全ての作業を、小規模醸造会社に提供するものである。およそ2,000ドルで、バーは、ビール・ファンのために、特別にデザインされるアルミ缶に、好みのビールを入れて提供することが可能となる。ビールはタップから注がれ、缶上部に蓋を置き、シーマーで巻き締められる。当初の12oz、16oz 缶に加え、12ozスリーク缶、8ozスリーク缶、インペリアル・パイント(19.2oz)缶、欧州サイズ 500ml、400ml、330ml缶にも対応する。自動化も視野に入れる。
   (The Canmaker, Feb.22, 2017)
    
2017年2月21日
スペイン、スチール飲料缶がなくなる日も近い?
飲料缶製造会社クラウン・ホールディングズ(以降、クラウン)社とアルダー社がともに計画を実施した場合には、スペインから、スチールD&I 飲料缶が完全になくなる日もそう遠くないかもしれない。
クラウン社とレクサム社二社で飲料缶市場がほぼ占められていた少し前までのスペインでは、飲料缶はほとんどスチール製であった。そして今、クラウン社が、同国にある二工場を全てスチール缶からアルミ缶に変更することを検討している。さらには、アルダー社も、スペインに持つ工場のアルミ缶への変更を考慮しているという。アルダー社は、昨年、ボール社のレクサム社買収に伴い生じた資産売却の一環で、欧州にある両社工場の多くを買い取っており、このスペインの工場も、昨年まではレクサム社が所有していた。アルダー社は、英国ラグビーに持つ工場を現在のスチール缶製造からアルミ缶製造に変更することを数日前に発表したばかりである。
スペイン・マドリッド近郊の都市Agoncilloと、南部のセビージャの二工場にある計5ラインのスチール缶製造ラインは、アルミ缶製造に変更した折には、計4ラインにし、うち、既存の2ラインに変更を加える一方で、残り2ラインはアルミ缶製造ラインを新たに建設する計画であることをクラウン社は明らかににしている。これは、クラウン社のフランスCustines工場でのアルミ缶製造ラインへの変更実施に続くものとなる。こちらは、今年第2四半期には完成する予定だ。
スペイン・マドリッド辺りの地域へは、ボール社が、つい最近まで、フランス南部の同社工場からアルミ缶を供給していた。しかし、この工場も昨年アルダー社へ売却されたため、ボール社は、マドリッド西部の都市に製缶工場を建設し、2018年早々には、およそ12億缶の生産能力を持って生産を開始する。
スペイン及びポルトガルは、飲料缶の高需要で、欧州内で英国に次いで大きな市場となっている。2015年、スペイン・ポルトガル両国の清涼飲料缶充填量は前年比4.7%増、ビール缶充填量は同6.8%増と報告されている。
   (The Canmaker, Feb.20, 2017 / Aluminum International Today, Feb.16, 2017)
    
2017年2月16日
スターバックス社とアンハイザー・ブッシュ社、クラフト・アイスティーを発表
世界に展開するコーヒー・チェーンのスターバックス社(米国シアトル)は、今回、ビール・メーカーのアンハイザー・ブッシュ社(米国)との事業提携を通じ生産する、スターバックス社所有のティーヴァナ・ティー・ブランド版RTDティー飲料を、米国で販売開始した。
人工フレーバーを全く使用しない植物と最高品質ティーバナ・ティーを使い抽出された新しいフレーバー4種を用意する。
2016年6月、スターバックス社とアンハイザー・ブッシュ社は、米国にて、ティーヴァナ・クラフト・アイスティーの製造、充填、流通、販売での事業提携を発表した。ティーヴァナ・ティーで培った専門知識と集客力をスターバックス社が提供する一方で、アンハイザー・ブッシュ社は、生産・充填能力はもちろんのこと、同社が長い年月をかけて確立した卸売業者ネットワークと提携する全米各地に広がる小売店販売網を提供する。
米国RTDティー市場の中でも急速に伸びているプレミアムRTDティー・カテゴリーに参入し、ティーヴァナ・クラフト・アイスティーのブランド確立を目指す。
   (DBR, Feb.15, 2017)
    
2017年2月14日
ダンキン・ドーナッツ社、アイスコーヒー飲料を全米店舗で販売開始
ドーナッツ及びコーヒー製造・販売店舗を世界に提供するダンキン・ドーナッツ社は、全米にて、まもなく、同社店舗、スーパー、コンビニにおいて、RTD(Ready-to-drink)アイスコーヒー飲料をボトルで販売開始する。ダンキン・ドーナッツ・アイスコーヒー飲料は、ダンキン・ドーナッツ社のレシピに従い高品質アラビカ豆を使い、ミルクと砂糖を加えたもので、4つのフレーバーをそろえて提供する。
これは、ダンキン・ドーナッツ社にとり初めてのRTDコーヒー飲料カテゴリーへの参入となる。米国のコーヒー飲料カテゴリーは、ここ5年の間、安定した伸びを見せており、年間売上は23億ドルに及ぶ。
昨年後半に発表された、コーヒー飲料販売に関するコカ・コーラ社との事業提携 (弊社業界情報2016年10月6日付に関連記事) で、ダンキン・ドーナッツ社は、高品質コーヒー・ブランドとしてもその地位を確立し、ダンキン・トーナッツ・ブランドの市場を、コカ・コーラ社の持つ広範な販路を活用し拡張することを目標に掲げている。
   (DBR, Feb.9, 2017)
    
2017年2月9日
炭酸水製造マシーン・メーカーが、ボトルドウォーターについて発言
家庭用炭酸飲料製造マシーンを供給するソーダストリーム社(イスラエル)は、ペプシコ社が新製品として先週のプロ・アメリカンフットボール・リーグ優勝決定戦スーパーボウルで大々的に宣伝したボトルドウォーターLIFEWTRについて、プラスチックボトル公害を引き起こしているとペプシコ社について発言した。わずかなお金でプラスチックボトルを介さなくても得ることができる水を商売にするボトルドウォーター業界は、地球環境に脅威となっている、米国だけでも毎日1億本以上のプラスチックボトルがごみと化していると、ソーダストリーム社CEOはコメントしている。
   (DBR, Feb.7, 2017)
    
2017年2月7日
クラウン社、東南アジアの飲料缶製造能力増強
製缶会社クラウン・ホールディングズ社は、飲料缶製造において、2016年営業利益で前年比26%増、また、世界全体の出荷量では前年比3%増を報告した。また、インドネシアとミャンマーでの飲料缶製造工場建設、さらにはベトナムの既存工場での増設を明らかにした。
同社は現在、インドネシアでは同社初となるD&I 飲料缶製造工場をジャカルタに建設中で、今年9月末に供給を開始する。また、ボール社が昨年後半に操業開始させた新工場を置くミャンマーのヤンゴンで、クラウン社もまた新工場を建設中であり、2018年上半期操業開始を目指す。ベトナム・ダナンにある製缶工場では現在、D&I 飲料缶製造ライン第2ラインを増設中である。カンボジアでは、同社にとり2番目となる製造拠点を昨年末に完成させている。
クラウン・ホールディングズ社は、東南アジア以外の地域でも能力増強を進めている。昨年には、メキシコ、米国ニューヨーク州にてそれぞれ新工場を操業開始し、また、トルコでは増設を終えたばかりだ。今年第2四半期には、フランス及びコロンビアにある同社既存設備の増設工事がそれぞれ完了する予定である。
   (The Canmaker, Feb.3, 2017)
    
2017年2月2日
ビール・ツーリズム
細長い形状の湖が横に11本並ぶ米国ニューヨーク州北西部のフィンガーレイクス地域。その中でも特に最大のカユガ湖とフィンガーレイクス湖、及び、都市オーバーンを抱えるカユガ郡は、既に知られるワイナリー・ツアーに加えて、最近ではクラフトビール・ツアーに沸く一帯である。
人気の高いクラフトビール醸造所、プリゾン・シティ・パブのオーナーは、2014年末の創業開始直後から、訪れる客の50%が郡外(遠い所では 西海岸のオレゴン州ポートランド)からであったと記憶している。昨夏、同社が醸造するマス・ライオットが米国第1位のIPAに選ばれてからは、その割合は65%に上がった。“ビール・ツーリズム”ブーム到来である。
2014年に、1920年に施行された禁酒法以来初めてとなるビール醸造所開業をきっかけに、カユガ郡に、2つの湖に沿うように、ビール醸造所が集まり始めた。そして、今日に至るまでの短い期間に、サイダー醸造所及び蒸留酒醸造所が開業し、この現象に拍車をかけた。
全米に散らばる約4,200のクラフトビール醸造所を訪れる人々は、年間1,000万人に及び、今後も伸びると推定される。カユガ郡が、今後、クラフトビール・ツアーの目的地として、他の地域よりも抜きんでるためには何が必要なのか?米国旅行代理店トラベロシティ社による独自の公式のひとつによれば、人口百万人に対する醸造所の数が高ければ高いほど観光客を呼べるという。カユガ郡には現在、人口8万人に対し4つの醸造所がある。百万人に対し50の割合だ。これは、小規模メトロ地域の数値としては良いとのことだが、もちろんこれだけでは足りない。カユガ郡のもう一つの特徴は、ワイナリー・ツアーの地で既に知名度が高いことだ。これが強みになるのか?ワイン愛好家は、ワインのみにこだわりを持ち、他のクラフト飲料を同時に嗜む傾向は少ないとされる一方で、蒸留酒やサイダーに関心を持つ人々は、同時にビールも好んで嗜むというデータがあるようだ。
   (auburnpub.com, Jan.31, 2017)
    

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