ニュース News

業界情報バックナンバー

2016年6月30日
キャン・パック社、オランダに飲料缶製造工場建設
ポーランドに拠点を置く製缶機械製造会社キャン・パック社(所有は米国のTHE GIORGIグループ)は、欧州・南アメリカでの投資計画のひとつ - 4工場建設 -の一環として、オランダに飲料缶製缶工場を建設する。 工場建設は、2014年に現在の経営陣に変わって以来初となる。
新D&I 飲料缶製造工場のラインは、年間10億缶の生産能力を持つ。
最近、ボール社がレクサム社を買収するにあたり、所有する製缶工場を売却することが条件とされ、アルダー社が購入に応じた(弊社業界情報2016年6月1日付に関連記事)が、その中にはオランダ唯一の製缶工場、OSSにあるボール社の3ラインから成る製缶工場も含まれている。2015年にオランダならびにベルギーで充填されたビール缶および飲料缶のほとんどが輸出向けであった。
   (The Canmaker, June 21, 2016)
2016年6月28日
クラフトビール・ブームにかげり?
米国のクラフトビール・ブームはいよいよ終わりに近づいているのか?少なくとも、下降傾向が最近見られるようだ。
米国の二大クラフトビールであるボストン・ビール社及びシエラ・ネヴァダ社両者の売上が低迷している。米国クラフトビール上位12社を合わせた出荷量は、今年5月までの3ヵ月の間わずか1%の伸びしか見せなかった。
しかし現時点では、クラフトビール売上の減速は、上位のクラフトビール・ブランドに限られる模様で、規模的により小さなブランドは依然売上を伸ばしていると、米国ブリューワーズ協会は報告している。
他方、メジャービール・ブランドの売上は思わしくない。米国三大ライトビールの売上は、5月までの3ヵ月で平均4.4%減少し、中でもミラー・ライトは6.5%の減少と、他のバドライト、ミラークァーズの2ブランドよりも大きな落ち込みを見せた。
   (AdvertisingAge, June 22, 2016)
2016年6月23日
エナジードリンク・メーカー、自社製品用に製缶ラインを建設
ハンガリーのエナジードリンク・メーカー、ヘル・エナジー社は、ハンガリーにある自身の新しい充填工場横に、同社製品のための製缶工場を建設する。
自社製品用の飲料缶製造ライン建設は、欧州ではここ数十年なかったことである。
2006年に販売開始されたヘル・エナジーは、ハンガリー、ルーマニア、スロバキア及びカザフスタンで人気の高いエナジードリンクで、現在では40ヵ国で販売されている。 欧州連合(EU)及びにハンガリーから補助金を受けた同社は、すでに新しい充填ラインを操業している。
これから建設される D&I 飲料缶製造ラインには、米国の製缶機械メーカー、ストーレー・マシーナリー社が機械を供給する。新ラインは、 250mlアルミ缶を年間6億缶製造する能力を持つ。
   (The Canmaker, June 22, 2016)
2016年6月21日
世界で続く高い人気、エナジードリンク
エナジードリンクに対する規制は、世界各国で昨今見られる。バルト三国のうちラトビアとリトアニアは、18歳以下の消費を禁止し、販売制限を実施している。南米ウルグアイでは輸入そのものを禁止している。
このように、エナジードリンクに対する規制は厳しくなる地域が出てきているものの、世界全体で見るエネジードリンクの売上は確実に増えていると市場調査会社ユーロモニター社は報告する。2015年最大の市場は依然米国で、アジア太平洋地域、西欧が続いた。どの地域でも今後更なる成長が予測されており、中国は、2020年までにその売上を倍増させるとも見られ、その場合には世界全体の半分近くの売上を占めることとなり、2025年頃には世界最大の消費国米国を抜くとも見られる。
このようなエナジードリンクの衰えることのない人気の理由のひとつには、エネルギーだけでなく、水分・栄養補給、レラックス効果も期待できるため、若者だけではなくシニア世代にも受け入れ始められている点にあると言う。
また、エナジードリンクを、より消費者になじみある飲料、例えば、果汁飲料、RTDティー、ボトルドウォーターなどとミックスして生まれる新しい飲料が、今、世界各地で広がっている。ペプシコ社によるマウンテン・デュー・キックスタートは、エナジードリンク・ファンに新たなるフレーバーを提示するものであり、また、米国で人気急上昇中のアイスコーヒーもまた、一種のエナジードリンクに似た機能性が消費者にアピールしていると見られる。
以下、2015年のエナジードリンク・メーカー、世界市場シェアの内訳:
レッドブル社 (オーストリア) 30.20%
モンスター・ベヴァレジ社 (米国) 21.10%
TCファーマスーティカル社 (オリジナル非炭酸レッドブル)(タイ) 11.80%
サントリー社 (日本) 4.00%
ロックスター社 (米国) 3.60%
   (FOODnavigator.com, June 14, 2016)
2016年6月16日
ロシア、ビール・ボトルの最大サイズを1.5リットルに制限
ロシア政府は、先週、ビール用プラスチック製ボトルのサイズを最大で1.5リットルに制限する法案を承認した。この規制は、2017年1月1日より、ビールならびにその他のアルコール飲料に適用される。
過去数年にわたり当局により続けられている飲酒規制の一環である今回の施行であるが、同国ですでに実施されているその他の販売/広告の規制ならびに増税(弊社業界情報201年8月25日付に関連記事)で、同国に生産能力を持つビールメーカーはすでに売上低迷に苦しんでいる。ロシアでも主要ビールメーカーであるカールスバーグ社やアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社も醸造能力削減や工場閉鎖を余儀なくされている。
ロシアで販売されるビールの半分近くが、ビンよりも安価なプラスチック製ボトルを使用しており、現在でも、ロシアで販売されるビールの20%以上が1.5リットル以上の大型ボトルで販売されている。
   (Reuters, June 10, 2016)
2016年6月14日
キスタン初の飲料缶製造工場、2017年に始動
パキスタン初となる2ピース飲料缶製造工場向けの製缶機械が発注された。
パキスタン・アルミナム・ベヴァレジズ・キャン(PABC)社は、国内ならびに近隣諸国の高まる飲料缶需要に応える。レースライン社(米国)の指揮により、アルミ飲料缶12億缶の年間生産能力を持つ D&I ラインが進められ、2017年第2四半期に操業開始を予定する。
毎年15%の成長を続ける市場を狙うコカ・コーラ社ならびにペプシコ社が、PABC社の今後の主要供給先となる。現在、飲料缶は主に、中東地域の製缶会社から輸入されている。
   (The Canmaker, June 8, 2016)
2016年6月9日
注目の家庭用炭酸飲料製造マシーン、販売中止に
コーヒー・マシーンとポッドで、米国コーヒー飲料業界を大きく変えたキューリグ・グリーン・マウンテン社は、開発に10億ドルを投じたシングルサーブ炭酸飲料製造マシーン、キューリグ・コールド(弊社業界情報2015年10月1日付に関連記事)の製造・販売の中止を一昨日発表した。昨年9月の発売からわずか9か月しか経っていなかった。
コカ・コーラやDr.ペッパーなどを含む飲料ポッドと水だけで、冷えた、鮮度の高い飲料を家庭で作れるとして、発売前から宣伝を展開していたキューリグ・コールドではあるが、発売直後から、購入した消費者より、マシーンのサイズ、音、価格、飲料製造にかかる時間等に関連する苦情が相次いでいた。
2014年にキューリグ社の株16.8%を取得したコカ・コーラ社は、キューリグ・コールド開発に当たっては、ダイエット・コークやスプライトのマシーン専用飲料ポッドを提供していた。しかし、2015年末に、キューリグ社が投資グループJABグループによる買収提示を受けた際に、コカ・コーラ社はキューリグ社株を手放した。
   (FoodBev Media, June 8, 2016)
2016年6月7日
アルダー社、製缶業界の新星
欧州の飲料缶製造工場地図は、6月以降、大きく変わる。
それを見ると、ボール社工場が欧州大陸全体に散らばっているのに対し、次に数多く見られるアルダー(Ardagh)社の工場はほぼ西欧に集中する。製缶会社ボール社によるレクサム社買収がこのまま計画通り進み、アルダー社が両者の資産一部を約34.2億ドルで吸収することになると欧州地図は大きく塗り替えられる。そしてアルダー社は、ボール社とクラウン・ホールディングズ社に次いで世界第3位規模の製缶会社となる。アルダー社はさらに、世界の容器業界においても、これまで以上に大きな存在となる。アルダー社が既に持つビン事業、そして同社が世界のメジャーな食品、飲料及び消費財ブランドのほとんどに供給する食缶ならびにエアゾール缶製造事業に、飲料缶事業が加えられることになるからだ。この取引完了後には、アルダー社は、世界22ヵ国で110工場、従業員者数23,000人以上を有し、世界全体で88億ドル以上を売り上げる大企業となる。
一方のボール社もまた、この資産売却から利を得るであろうと見る関係者もいる。なぜなら、今回売却した工場のほぼ全ては、近年成長が伸び悩む一方で人件費は高い成熟市場に集中しているからである。ボール社は、この買収により、世界1位の座を確固たるものにし、さらにはボール社が現在市場シェアをほとんどあるいは全く持っていない地域に参入し、地理的に網羅する範囲を広げる考えだ。
成熟市場の中でボール社が手元に残したレクサム社の工場は、主な供給先にコカ・コーラ社を含む英国ミルトン・キーンズならびにウェイクフィールド工場、ならびに、レッドブルに缶を供給するオーストリアとスイスの工場だ。興味深いのは、今回ボール社が売却する工場が、欧州ではほぼボール社所有の工場(シュマルバッハ・ルベカ社から買収)であるのに対し、米国では、レクサム社の工場(アメリカン・ナショナル・キャン社から買収)であることだ。
今後、製缶業界は、4企業 - ボール社、クラウン・ホールディングズ社、アルダー社、キャン・パック社(ポーランド) - が主役となる。彼らはあらゆる種類の缶を供給する能力を持つ。飲料缶、食缶、缶蓋、エアゾール缶。但し、ボール社だけが王冠(クラウン)の製造能力を持たない。他方、ボール社は、衝撃押出し工法では他社を引き離している。
ボール社はすでに、フランス北部とポーランドで製造能力増強を計画していると言われている。
   (The Canmaker, June 1, 2016)

お問合わせ

弊社取扱製品に関するお問合せは、下記にご連絡ください

お問合わせフォーム

TEL 03-3625-1501
FAX 03-3625-1770

ページの先頭へ