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業界情報バックナンバー

2015年12月24日
アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社、5日間でクラフトビール・メーカー3社を買収
米国コロラド州を本拠地とする、地元で人気の高いブリッケンリッジ・ブリューワリー社が、メジャービール・メーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社の傘下に入ることに同意したことが明らかになった。
アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、先週金曜日に米国アリゾナ州のフォー・ピークス・ブリューイング社を、今週月曜日には英国のCamden タウン・ブリューワリー社を、そして火曜日には今回の件と、ここ5日の間に3社のクラフトビール・メーカーを買収したことになる。まさに同社のこのような一連の動向が、急速に成長を遂げるクラフトビール業界が、世界最大のビール・メーカーにとっても、非常に重要な存在であることを物語っている。アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、これで、7社の米国クラフトビール・メーカーを傘下に持つことになる。クラフトビール・メーカーの規模はまだ非常に小さいため、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社の売上を覆すには及ばないが、この種の買収話はむしろ、クラフトビール・メーカーにとっては、広範な卸売流通網獲得の可能性を意味するものである(弊社業界情報2015年10月29日に関連記事)。
コロラドのスキー・リゾート地で1990年に生まれたブリッケンリッジ・ブリューワリー社は、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社が買収したクラフトビール・メーカーの中でも大型のメーカーであり、米国ブリューワーズ協会の中では、2014年、規模の大きさで第50位に位置する米国クラフトビール・メーカーである。アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社の傘下になったのちにはいずれ、ブリッケンリッジ・ブリューワリー社の名は、小規模・独立系の醸造所を対象とするブリューワーズ協会のメンバーリストから外されることになると思われる。
   (Fortune, Dec.22 2015)
2015年12月22日
増えるクラフトビール・メーカー買収
世界的に知られる大手ビール・メーカーは、自身のブランドの売上低迷を解決すべく、急成長を続けるクラフトビール・メーカーを買収するケースが増えている。
クラフトビール・メーカーの中でもおそらくその会社名とブランド”ファット・タイア”の知名度が最も高いと思われるメーカー、ニュー・ベルジャン・ブリューイング社(米国コロラド州フォートコリンズ)が現在、同社を10億ドル以上で買収する企業を探していると言われている。ニュー・ベルジャン・ブリューイング社は、従業員により100%所有されている企業である。
今年に入っても、クラフトビール・メーカーの買収は相次いだ:
ハイネケン社(オランダ)によるラグニタス・ブリューイング社(米国)の買収。
コンステレーション・ブランズ社(米国)によるバラスト・ポイント・ブリューイング&スピリッツ社の買収。
そして先週、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、フォー・ピークス・ブリューイング社(米国アリゾナ州)の買収を明らかにした。
アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は既にクラフトビール・メーカーを5社買収しており、これが6社目となる。
アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、先月より、同じく巨大ビール・メーカー、SABミラー社の約1,080億ドルに及ぶ買収の手続きを進めている。現時点で両社合わせて世界全体のビールの30%以上を手掛ける。
   (Reuters, Dec.18, 2015 / MarketWatch, Dec.18, 2015)
2015年12月17日
ウォーター用容器として缶の使用が増加
今年、ウォーター用の容器として缶が最高の出荷量を達成したと市場調査会社Canadean社の最新報告書は伝えている。世界全体の容器入りウォーター市場において、今年、缶は17%増加した。その勢いは、西欧ではHDPEを追い越し第3位になるほどだ。北米ならびに南米でもその傾向は著しく、特に23.7clサイズが大ヒットしているメキシコでは、缶ウォーターの成長は目覚ましい。
Canadean社によれば、ウォーター用の缶需要増加は、最近のフレーバー・スパークリング・ウォーターの好調な売上、ならびに、従来の炭酸ソフトドリンクの外観に似せた容器戦略の成功等を反映しているという。
世界の健康志向の強まりに比例して、ウォーター需要増加とともに缶需要も増加すると予測される。
   (CanTech, Dec.16, 2015 / Packaging Europe, Dec.16, 2015)
2015年12月15日
米国クラフトビール・メーカー、缶不足に悩む
米国のクラフトビール・ブームは、多くの小規模ビール醸造所に利益をもたらしている一方、容器のビンから缶への移行に伴い、小規模なビールメーカーに缶入手が難しくなっている。
クラフトビールでは、16ozサイズ缶の需要が高い。バドワイザーやクァーズをブランドに持つメジャービール・メーカーが12ozサイズを好んで使用するため、彼らと差別化を図るためにも、やや大きめの16ozサイズは、クラフトビール・メーカーにとり理想的な容器となっている。
クラフトビール業界ではビンはまだ特別な容器であることに変わりはないが、ファンキーでユニークなデザインが可能な缶は、若い世代のビール・ファンの心をつかむのに最適な手段であるとしてクラフトビール・メーカーの間で支持されるようになり、今ではクラフトビール缶は多くの消費者に受け入れられている。
クラフトビール・メーカーが一度に数千缶しか必要としなかった数年前は、移動式缶充填業者を通じ経済的に缶を入手・充填したり(弊社業界情報2011年11月22日付に関連記事)、または、世界的な製缶会社の一社、クラウン・ホールディングズ社より缶を入手することが可能であった。クラウン・ホールディングズ社は、同社競合会社レクサム社ならびにボール社と比べはるかに少ない缶数を最低発注数としていたからである。ところが、昨今の缶の急激な需要増がクラウン社を圧迫し始めたため、同社はその最低発注数を他社と同様のおよそ155,000缶〜20万缶に引き上げた。クラフトビール・メーカーにとり、それだけの数の缶の保管、そしてコストは大き過ぎると、関係者は話す。今夏から缶不足を実感し始め、納期は通常の2〜4週間が12週間となる場合もあると一部クラフトビール・メーカーは言う。
クラフトビール・メーカーが最近直面する問題は缶不足だけではない。メジャービール・メーカーによるクラフトビール・ブランド発表、さらにはクラフトビール・メーカーの買収、そして卸売業者への影響力行使によるクラフトビール販売の圧迫等を、クラフトビール業界は指摘する。そして、最近発表された製缶会社ボール社によるレクサム社の買収は、缶の供給をさらに悪化させるのではないかと彼らは懸念している。
   (The New York Times, Dec.14, 2015)
2015年12月10日
ミレニアル世代が注目する新しいワイン容器
好調なワイン売上に伴い、米国市場では新しい容器フォーマットも注目を集めている。
米国におけるワイン容器の需要は、年間4.4%増の割合で、2019年には29億ドルに達すると予測されている。この伸びは、安定した国内ワイン消費量、生産量、そしてミレニアル世代(80年代〜2000年初頭生まれ)の個人可処分所得増加に支えられている。そしてこの伸びに寄与するもう一つの要素は、米国においてワインが、レストランや特別な機会に注文する飲料というよりはむしろ、家庭で食事をしながら飲む日常的な飲料として定着しつつあることだ。
ビンが、ワインの容器としていまだ多くの人々に好まれる傾向にある中、徐々にではあるがそのシェアは、機能性、他ブランドとの差別化、ビンへのこだわりの少ないミレニアル世代へのアピール等を強みとする他の様々な容器フォーマットに奪われつつある。そのような多種多様な容器の中でもシングルサーブ・サイズ容器がどこにでも携帯できる点で急速に人気を得ている。シングルサーブ・サイズ容器はさらに、スタジアム、映画館、コンサートホール、テーマパークでビールと競争力を持つ点でも大きな利点を提供する。ワイン用シングルサーブ容器には、プラスチック・ボトルの他、アセプティック・カートン、缶、カップやゴブレット付容器がある。
例えばそのような新しい容器フォーマットとして注目される新製品のひとつとしてSileni NANO(ニュージーランド)ワインがある。100%リサイクル可能な容器には、クリップ・オンのプラスチック・カップが備え付けられており、この製品一つを入手すれば、ワインをカップに注いで即座に飲める点を大きな特色としている。
   (PackagingDigest, Oct.13, 2015)
2015年12月3日
米国でのビール醸造会社総数、最高数に
米国で営業するビール醸造会社の総数が、今年、過去最高を記録したと、米国小規模・独立経営ビール醸造会社を代表する組織、ブリューワリーズ協会は発表した。11月末時点で、その数は4,144社にのぼり、これまでの最高記録である1873年に達成された4,131社を上回った。
ビールは常に米国の特性の一つであり、現代においてもその特性は続き、拡張していることがこの数字からでも明らかであるとブリューワリーズ協会はコメントしている。
2015年の米国ビール醸造業界に関わる特記事項として、以下のことが挙げられている:
*1日に2醸造所以上がオープンしていたことになる
*15州(コロラド州、カルフォルニア州、ワシントン州、ニューヨーク州を含む)各州が、100醸造所以上を有する
*IPA(インディアン・ペール・エール。ホップの風味が強く苦味がしっかりあるビール)が、クラフトビール・メーカーで販売される代表的なスタイルである
*クラフトビール・ファンの半分を超える人々が、「地元産」であることを重視していると答えている
*同様に、小規模・独立経営のビール醸造所により作られていることを重視すると答えている
   (BeverageWorld, Dec.2, 2015)
2015年12月1日
ボール社、欧州の11工場を売却準備
製缶会社レクサム社(英国)への約67億ドルをかけての買収提示の正式認可を求め、製缶会社ボール社(米国コロラド州)は、同社が欧州に所有する製缶工場のうち11工場を売却する準備を進めている。
ボール社とレクサム社を合わせた欧州市場シェアは69%であるが、今回売却を予定する11工場は、その約1/3にあたる。 ボール社が売る意思を示している言われる欧州11工場には、ドイツにある4工場、英国の3工場、スペイン、フランス、オランダそしてオーストリアでの各1工場が含まれ、うち2工場は、製蓋工場である。これらを合わせた資産額は15億8,000万ドルと言われる。ボール社はスペインに所有する工場を持っておらず、ここで対象となっている工場はレクサム社所有のものと見られる。また、オーストリアの工場もレクサム社の工場である。
ボール社傘下のボール・パッケージング・ヨーロッパ社は、現在、欧州に10製缶工場・3製蓋工場を操業する。一方のレクサム社は、先週開業したばかりのスイスの工場を含め20製缶工場ならびに4製蓋工場を有する。両社は、投資銀行ゴールドマン・サックス社を通じ、買手を探す過程にあり、同じく製缶会社のクラウン・ホールディングズ社(米国)あるいはキャン・パック社(ポーランド)が関心を示す可能性は高いと言われる。
ボール社はまた、米国の資産売却要求にも直面している。米国市場における、同社のレクサム社と合わせたシェアは60%となる。また、ブラジル市場では両社のシェアは74%に上る。
   (The Canmaker, Nov.26, 2015)

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