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業界情報バックナンバー

2015年3月31日
ビール・メーカー、欧州にて容器ラベルに栄養成分詳細表示を開始
欧州でアルコール飲料の容器上での栄養成分表示が標準となる日も近い。
欧州全域のビール・メーカーを代表する団体、ブリューワーズ・オブ・ヨーロッパによれば、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社、SABミラー社、ハイネケン社ならびにカールスバーグ社はすでにこの提案を受け入れていると言う。特に消費者の健康志向が高まる先進諸国市場では、食品業界に倣い、より詳細な栄養成分情報を提供するようにとの圧力がアルコール飲料メーカーにかけられていた。現行のEUによる規制では、アルコール度数1.2%以上の飲料については、栄養成分情報の提供義務は免除されている。
世界最大のアルコール飲料メーカー、ディアジオ社は、スミノフ・ウォッカやギネス・ビールを含めた同社ブランド製品について、2ヵ月以内に、一杯当たりのカロリー情報をラベル表示する。SABミラー社など一部のビール・メーカーは既に自社websiteに栄養成分に関する情報を公開している。
今回の計画は、しかし、アルコール飲料メーカーの製品全てについて、同一の項目についての情報をメーカーに提供させるものだ。今回新たに実施される栄養成分表示の方法については、容器ラベル上で「詳細はwebsiteにて表示」と示すことも可能だとする。しかしながら、多くのブランドは、容器ラベル上に全ての情報を表示する模様だ。
まもなく米国も、同様のことをビール・メーカーに求めると見られている
  (The Wall Street Journal, Mar. 25, 2015)
2015年3月26日
米国の地ビール、輸出でも続く好調
小規模で独立している地ビール・メーカーのための産業団体、ブリューワーズ協会は、2014年の米国産・地ビールの輸出量が、前年比35.7%増となり、前年に続き増加したことを報告した。
ブラジル、韓国、タイならびに英国が、2014年、米国産・地ビールの輸出先として、最も早いペースで需要が増えた市場であった。米国産の地ビール輸出量全体に占める割合では、依然としてカナダが53%と最も多く、それに続くのが12%のスウェーデン、10.7%英国、5.1%オーストラリア、そして3.4%韓国との結果となった(弊社業界情報2014年5月27日付に関連記事)
  (DBR, Mar. 25, 2015)
2015年3月24日
地ビールのグロウラー・リフィル販売、米国ガソリンスタンドで増加
最近、米国では、ビール・サーバーを設けるコンビニ併設ガソリンスタンドが増えている。
64オンス(約1.8リットル)サイズの量り売りビール専用のビン「グロウラー(growler)」を、タップ・ビールで'満タン'にするガソリンスタンドやスーパーが今増えている。現在、米国約35の州が、小売店で、このようなリフィル可能なグロウラーの名で知られるハーフガロンのグラス・ジャグ販売を許可している。
客は、空のグロウラーを持ち込むか、無ければ4ドルほどでグロウラーを購入し、グロウラーへのビール充填そしてその後のグロウラー密閉のトレーニングを受けた店員に、テイクアウト用に地ビールをリフィルしてもらう。
グロウラー販売をいち早く店に取り入れたのは、米国石油化学製品メーカーでありガソリンスタンドやコンビニを所有するSunoco社だ。2011年、ニューヨーク州バッファローで「クラフトビール・エクスチェンジ」ガソリンスタンド第1号店を開店。現在では、サウス・キャロライナ州にも及び、計65のコンビニ店にビジネスを拡張させ、グロウラーのリフィル・サービスを実施する。このような店では通常6〜12種類のタップ・ビールを用意しているが、中には30種類以上のタップ・ビールを備えている店もある。カルフォルニア州のグロウラー・ステーション社は、グロウラーに入れられたビールがより長く鮮度を維持するよう炭酸ガスを使用する装置を製造する。同社は、2012年以来、100以上のガソリンスタンドやスーパーに、特許取得済みグロウラー充填システムを納めた。
しかしガソリンスタンド等の小売店に設置されるサーバーからビールが注がれ販売されることについて疑問を呈する一部ビール・メーカーもある。サーバーを樽につなぐ管の汚れやグロウラー内部の不十分な洗浄が、ビールの味を損なう可能性があるからだ。コロラド州とカルフォルニア州のビール・メーカー団体ブリューワーズ・ギルドは、実際に、グロウラーに充填する小売店に反対の意を表明している。ガソリンスタンドがこのビジネスを続行したい理由は、彼らにとり、瓶ビール製品を買うよりも、樽ビールを買う方がはるかに安価であり、グロウラー販売を通じて大きな利益を得られるからだと、ブリューワーズ・ギルドはコメントしている
  (USA Today, Mar. 21, 2015)
2015年3月19日
米国コーヒー消費量は減少傾向
毎日コーヒーの飲む米国人の割合が、3年連続して減少していることが、全米コーヒー協会(NCA)により先週明らかにされた。
毎日コーヒーを飲む習慣のある米国人の割合は、2013年調査時には63%、2014年61%、そして今年59%との結果が出た。60代以上が、米国では最大のコーヒー消費者層であるが、その世代のコーヒー消費量が減っているという。今、米国人が1日に飲むコーヒーの量は平均1.85杯で、1980年以来最大値2.01杯を記録した2014年から下がる結果となった。数字が下がったのは、回答者の中で以前よりも多くの人々が家でコーヒーを作らず、外で購入しており(その場合、1杯分しか購入しない傾向が強い)、その影響が多少及んだのかもしれないと、NSAはコメントしている。(杯数はカップ全てのサイズを含む)
コーヒー貿易業者ら関係者は、この調査結果を気にする様子はない。世界全体を見ると、コーヒーを飲む人口は確実に伸びているからだ。商品貿易会社ED&F MAN社のコーヒー事業部門Volcafe社によれば、世界のコーヒー需要は、前年比2.1%増になるとの予想を発表している
  (Reuters, Mar. 14, 2015)
2015年3月17日
成長続く米国地ビール、シェアが初の2桁台に
小規模且つ独立を維持する米国の地ビール(craft brewers) メーカー。彼らを代表する商工団体、ブリューワーズ協会は、米国地ビール業界の2014年の好調な結果を発表すると同時に、米国ビール市場に占める地ビールのシェアを、初となる2桁(11%)にまで増やしたことを報告した。2014年、米国地ビールは、販売量で前年比18%増、売上高で同22%増を記録した。米国のビール全体では、前年比わずか0.5%増という結果を見ると、地ビールは、今やビール業界の成長をけん引する重要な要素となっている。
さらに、2014年米国における地ビール醸造所の数は、その年に新たに開業した醸造所615を加え合計3,418に上った。一方でこの年に閉業した醸造所はわずか46であった。
「小規模で営まれているものの、このビジネスは、地域経済ならびに文化に大きな影響を与えている。地ビール・メーカーは、それが営まれる地域に職の機会を生み出し、観光業繁栄のきっかけをも作る。また、地ビール・メーカーは、高品質で、他とは異なるビールを作ることで評価されているため、これを標準として生まれてくる新しい地ビール・メーカーは、消費者により大いに歓迎される」と、同協会はコメントしている
  (Beer, Wine & Spirits , Mar. 16, 2015)
2015年3月12日
米国ファースト・フード店、ソフトドリンクのない子供用メニュー採用増える
米国ファースト・フード・チェーン店で、子供たちがソフトドリンクを入手することはもはや容易ではない。
米国で人気のハンバーガー・チェーン店、バーガー・キング社は、昨月より、子供向けメニューからファウンテン(ディスペンサー)飲料を外し、子供向けには現在販売していない。子供の健康維持を提唱する複数の団体からの圧力もあり、同業のマクドナルド社やウェンディーズ社に続いての実施となった(弊社業界情報2015年1月20日付に関連記事)。バーガー・キング社は、子供向けメニュー用に、これまでのソフトドリンクに代わり、無脂肪牛乳、100%アップルジュース、低脂肪チョコレートミルクを提供する。ソフトドリンクの注文は可能ではあるが、子供用メニューには表示されていない。
子供の頃からの飲料消費習慣を持って成長する消費者の、今後ソフトドリンク業界に及ぼす影響は大きいと予想される。今回のメニュー変更を促した消費者団体によれば、バーガー・キング社が要請を受け入れるまでに2年を要したと言う。
米国では、高糖度ソフトドリンクは、子供が摂る食品の中で大きな割合を占めており、肥満児となる主因の一つと考えられている。米国の6〜11歳の子供で肥満と診断される割合は、1980年の7%から、2012年には18%まで増えている。12〜19歳の若年層にいたっては、同期間で5%から21%に増加した
  (USA Today, Mar. 10, 2015)
2015年3月10日
コカ・コーラ社、ミニ缶に続く戦略
先月、ソフトドリンクメーカー、コカ・コーラ社(米国ジョージア州)は、2014年第4四半期の利益が前年同期比55%落ちたことを発表した。そしてその次の日にはペプシコ社(米国ニューヨーク州)が、利益の前年比25%減を明らかにした。この落ち込みの原因を、米国人の間に広がる健康志向による高糖度炭酸ソフトドリンク離れに言及するだけでは全てを説明できない。というのも、昨年、コカ・コーラ社ブランド、コークの販売量は、ミニ・サイズ缶(単価を高めに設定されている商品)の人気上昇に伴い、伸び始めているからだ。
他の多国籍企業と同様、コカ・コーラ社もペプシコ社もまた、強いドルによる影響を大きく被っている。コカ・コーラ社はその収益の75%を、そしてペプシコ社の場合には42%をそれぞれ米国以外の海外で稼ぎ出している。ペプシコ社の昨年の収益がコカ・コーラ社ほどには落ち込まなかった理由の一部はこの点にあると言えるだろう。
ところで、コカ・コーラ社は、高糖度ソフトドリンクのイメージを払拭するため、容器デザインの変更に臨んだ。新しい「ワン・ブランド」デザインは、コークを、低/ゼロ・カロリー・ブランドのダイエット・コーク、コカ・コーラ・ゼロ、コカ・コーラ・ライフと合わせた一つのアイデンティティの下に統合させる意図がある。これらの新しい缶(写真)ならびにボトルは、既に欧州12ヵ国で販売されており、その一部が米国でも展開されている
  (Bloomberg, Mar. 5, 2015 / The Economist, Feb. 12, 2015)
2015年3月5日
再生アルミ材含有率の高い缶を使用、地ビールメーカー
メキシコ、グアダラハラの製缶会社Envases Universales社は、米国地ビールメーカーのレッド・ブリック・ブリューイング社向けに、世界最大の缶ストック製造会社ノヴェリス社による再生アルミ材90%を含有するシートを使用してアルミ缶を供給しており、その数量を増やしている。米国ジョージア州最古の地ビールメーカー、レッド・ブリック社は、同じくジョージア州に拠点を置くノヴェリス社と提携し、使用済み飲料缶のクローズド・ループ・リサイクリング・システムに取り組む。使用されたレッド・ブリック社ビールの缶は同社により集められ、近くにあるノヴェリス社リサイクリング・センターへ運ばれる。缶はそこでリサイクルされ、再び飲料缶となるため、90%再生アルミ材を含有するシート"エヴァーキャン"に生まれ変わる。アルミ協会によれば、米国における消費者によるアルミ飲料缶リサイクル率は54.9%である一方、米国産業界によるリサイクル率は66.7%とのこと。
米国とカナダで製造されるアルミ缶は、平均して70%の再生アルミ材を含有する。つまり、レッド・ブリック社の缶は、昨年5月からノヴェリス社のエヴァーキャンを使用している、やはりジョージア州の地ビールメーカー、レッド・ヘア社(弊社業界情報2014年11月4日付に関連記事)と同様、他社と比較すると、より環境にやさしい缶ということになる。地ビールメーカーに特に多く見られる、環境に対して敏感なブランドは、環境への負荷の少ない包装材を利用することでブランド・イメージを強化し、他社との差別化を図っていると、ノヴェリス社はコメントしている
  (The Canmaker, Feb. 27, 2015)
2015年3月3日
ボール社独自の再封性缶蓋をモンスター・エナジーが採用
エナジードリンク・メーカー大手のモンスター・ベヴァレジ社(米国カルフォルニア州)は、同社ブランド「メガ・モンスター」エナジードリンクを英国市場で発表するにあたり、製缶会社ボール・パッケージング・ヨーロッパ社供給の55.3clサイズ大型アルミ缶に、やはり同社供給の再封機能のある缶蓋を採用した。主だった欧州諸国市場のコカ・コーラ製品ボトラーであるコカ・コーラ・エンタープライズィズ社を通じて販売される。BRE(Ball Resealable End)とボール社が名付けるこの再封性缶蓋は、以前コカ・コーラ社製品にも使用されたことがある機能(弊社業界情報2009年6月8日付に関連記事)で、缶蓋上に装着されるプラスチック製ディバイスを回転させるだけで缶の開閉が可能となる(添付写真参照)。この装置は平らであるため、通常の缶の特性を失うことは全くない。
事前に実施された英国消費者調査では、3/4近くの人々が再封機能のある缶を強く望むと答えている
  (The Canmaker, Feb. 25, 2015 / Ball Packaging Europe Website)

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