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業界情報バックナンバー

2015年2月26日
クラウン社、メキシコで飲料缶生産能力増強
先週、ビール・メーカー、ハイネケン社(オランダ)向けにメキシコ市場にて缶を供給していたEmpaque社を買収した飲料缶製造会社クラウン・ホールディングズ社(米国)は、メキシコで、特に人口の集中する北東部に位置するモントレーに製缶工場を建設し、飲料缶製造能力を増強する。この工場は、同社にとりメキシコでの第4番目の工場となる。2ラインを有する新工場は、2016年5月に稼働開始を予定する。新工場が完成すれば、クラウン社の同国における飲料缶年間総生産能力は65億缶に達する見込み。メキシコは、一人当たりのビール消費量では世界で第4番目、また、ソフトドリンクでは第2番目に大きい市場と報告されている
  (The Canmaker, Feb. 24, 2015)
2015年2月24日
ボール社、競合のレクサム社を買収
製缶会社ボール社(米国コロラド州)は、先週末、同じく製缶会社レクサム社(英国ロンドン)を、約84億ドルで買収することを発表した。この買収は、世界三大製缶会社のうちの二社が統合することであり、総売上150億ドル、従業員総数22,500人を有し、また、両社を合わせた生産能力は、年間1,200億缶、世界全体の40%の飲料缶生産数を占めることを意味する。ボール社とレクサム社各々の市場シェアは世界全体の1/5を占めるにすぎず、両社を合わせて初めてグローバルな飲料缶供給が可能となる。レクサム社はスカンジナビア、ロシア、インドの市場に強く、ボール社の存在は特に中国市場で大きい。クラウン・ホールディングズ社(米国)が19%の世界シェアで二社に続く。ボール社とレクサム社が統合することにより、米国市場で60%、欧州では70%、ブラジルで74%のシェアを占めることになる。そのため、買収が実現すれば、いくつかの工場の統廃合が実施されることも予測される。
この買収は、レクサム社により2014年業績報告が公表されたのちに、ボール社により同意された。その1週間前にはボール社の2014年売上が前年比1.2%増の85億7,000万ドル、純利益が前年の4億700万ドルから4億7,000万ドルになったことが発表されていた。一方のレクサム社が発表した2014年売上は、同社ヘルスケア事業の売却の影響で前年比3%減の59億2,000万ドルとなったが、飲料缶販売量自体は前年比4%増であった。
アルミのプレミア価格が上昇する中、両社が結びつくことで、設備投資ならびに経費のより効率的な管理能力を有することが可能となる。今後、この買収実現までには、規制当局の合意が必要となる。関係当局が、両社に資産一部の売却を要求した場合に、それらに真っ先に飛びつくのはクラウン・ホールディングズ社であるとも言われている
  (The Canmaker, Feb. 19, 2015 / Reuters, Feb. 19, 2015)
2015年2月19日
英国、飲料缶需要増える
2014年の英国におけるビール、サイダー(リンゴ酒)ならびに炭酸ソフトドリンクを含む飲料の缶販売量が、前年比2.4%増の98億1,900万缶になったことを英国の飲料缶製造会社を代表する産業団体、Can Makersは発表した。特に炭酸ソフトドリンクの需要増は大きく、前年比2.8%増となった。炭酸ソフトドリンク缶が提供する各種サイズ全てが伸びており、特にエナジードリンクが主に使用する50cl缶は、前年比14.6%増を記録した。2014年は、夏の期間、気温の高い天候が続いたこともまた飲料缶需要増に寄与したと見られている
  (PackagingNews, Feb. 18, 2015 / CanTech, Feb. 16, 2015)
2015年2月17日
インドに製缶工場2工場を建設、レクサム社
飲料缶製造会社レクサム社(英国)は、およそ1億ポンドを投じ、インドのSri City(インド南東部)とJaipur(インド北部)二都市にそれぞれ製缶工場を建設する。Sri City工場は、2016年下半期に操業開始予定で、Jaipur工場がそのあとに続く。レクサム社は現在、インドではムンバイに年間生産能力9億5千万缶の製缶工場を稼働させている。今回の投資で新たに2工場が加わることにより、インドでの同社総年間生産能力は16億缶となる見込み。インドでは各地域のニーズに対応するため各々の地域に工場を有することが重要だとレクサム社はコメントしている。インドでは、飲料缶はまだ新しい容器形態であるが、国内の所得水準上昇ならびに小売店インフラの向上により飲料缶の需要も伸びることが予測される。
レクサム社は、現在、世界20ヵ国に55工場を有し、新興諸国市場での売上が、同社全体の売上の30%以上を占めている
  (Beverage daily.com, Feb. 16, 2015 / DBR, Feb. 13, 2015)
2015年2月16日
次世代アルミボトル生産開始、ボール社
製缶会社ボール社(米国コロラド州)は、今年、多くの最新製缶技術を発表し、特にアルミボトルとスチール製エアゾール缶 の米国市場における同社の位置付けを強化する。その一環として、米国にて、今年3月末に、 次世代技術を使用するアルミボトルの生産を開始することを、ボール社は明らかにした。同社は既に38mm口径のD&Iボトル缶を生産しておおり、ビール・メーカーのミラークァーズ社等に供給しているが、今回発表された「次世代」アルミボトルは、ビンのように28mmの口径で、最新ロータリー・ネッキング・システムと連携させたD&I技術を使用する。同社テキサス州コンロー工場にて生産される。
ボール社はまた、今年、総計4億ドルにおよぶ設備投資計画を進めており、これには、ミャンマーでは同社初となる飲料缶製造工場(2016年初頭に操業開始予定)、ベルギー・オス飲料缶製造工場第3ライン設置(2015年第2四半期稼働開始予定)、インドでの衝撃押出しによるエアゾール缶製造ライン建設が含まれている。
ボール社は先週、製缶会社レクサム社(英国)と、買収に向けた交渉に入ったことを明らかにしている
  (The Canmaker, Feb. 13, 2015)
2015年2月12日
フレーバー・モルト飲料は、米国ビール・メーカーを救えるか
ビール・メーカー、アンハイザー・ブッシュ・インベヴ(ABI)社は、来週より、3種類のカクテル・フレーバーをそろえるバドライト・ミックステイルの米国国内販売を開始する。そして来月には、やはりビール・メーカーのミラー・クァーズ社が、すでに人気急上昇中のレッズ・アップルエールの第3弾を発表する。米国市場にて5年連続、スピリッツにシェアを奪われ続けるビール・メーカー(弊社業界情報2015年2月8日付に関連記事)は、今のカクテル人気に乗じる戦略に出ている。
製造法はビールに近いがカクテルのようなフレーバーに仕上げる、いわゆる"ハイブリッドBrew"の売上は米国で急増しており、1千億ドルの米国ビール市場において、ここ5年の間にシェアを4%と倍増させた。この種のドリンクは、ビールよりもアルコール度数が高く、ビールよりも甘さのあるアルコール飲料を好むミレニアル世代をターゲットにする。業界ではフレーバー・モルト飲料として知られるこのドリンクは、ビール・メーカーに、ワインやスピリッツからシェアを取り戻す機会を与えている。アルコール度数が高く、苦いビールよりも甘く飲み易いソーダに近い味のフレーバー・モルト飲料ゆえに、それが10代の若者に及ぼす悪影響の可能性を指摘する団体もあり、それらの団体の一部は、フレーバー・モルト飲料の小売店での販売を規制するよう政府に働きかけている。
昨年のモルト飲料の売上増は、主力ビール・ブランドの売上が低迷を続けるABI社とミラー・クァーズ社各々に明るい話題となった。カクテルのようなハイブリッドBrewのカテゴリーに、2012年バドライト・ライムA-Ritaを掲げ参入したABI社が、現在、その市場で25%のシェアを持ちリードしており、シェア20%の独立系メーカー、Mike's Hard Lemonade社、シェア12%のミラー・クァーズ社がそれに続いている
  (The Wall Street Journal, Feb. 10, 2015)
2015年2月10日
ワインがビールを凌ぐ、英国
英国では、人気の上でワインがビールを凌いだことを、最近英国各地から募った4,000人を対象にアンケートを実施した調査会社が伝えている。特にアルゼンチン産赤ワインの近年のスーパーでの好調な売上の影響が大きいと言われている。この調査では10人に6人の割合で、飲むアルコール飲料として選ぶのはワインと答えたとの結果が出ている。これは、パブよりも家で夜を過ごす中産階級のカップルが以前よりも増え、週末の友人とのパーティも家で行うことが多くなっている状況を反映している。特定の愛好家だけが楽しむという印象の強かったワインが、大衆的なアルコール飲料になったことを証明する結果ともなった。
一方で、ビール・メーカーやパブ経営者は、このアンケート結果を疑問視している。なぜならば、英国でのビール売上は、昨年、10年ぶりに前年比1.3%上昇したと報告されており、また、税金関連データからも、昨年11月に消費されたビールの量は、ワインよりも10%多かったとの記録があるからだ。さらには、英国では初めて、スーパーでのビール販売量が、パブで売られるビール販売量を上回ったことをある団体は発表している。
いずれにせよ、英国人のアルコール飲料摂取の習慣が変化したことは確かで、2006年以来10,000店以上のパブが廃業に追い込まれている。英国の人々のアルコール飲料摂取量が以前に比べて減っているのと同時に、スパークリング・ワインや赤のグラスワインを家で嗜む傾向が強くなっている。そして特にアルゼンチン産ワインの需要は、年35%増の勢いで人気を増している
  (The Telegraph, Jan. 30, 2015)
2015年2月5日
蒸留酒がビールのシェアを奪う、米国
米国産蒸留酒(スピリッツ)は、国内のみならず海外においてもその需要を伸ばしている(弊社業界情報2013年5月21日に関連記事)。
昨年には、ビールのシェアを奪うほど、米国消費者の蒸留酒、中でもカクテル、ならびに北米産ウイスキーへの関心度は依然高い。米国産の蒸留酒の「記録的な」5年連続輸出増も報告されており、特にバーボンならびにテネシー・ウイスキーの輸出増は目覚ましい。
2014年の蒸留酒の米国市場シェアは、前年の34.7%から35.2%に増えた。これは、5年連続のシェア増加となる。一方、ビールのシェアは、昨年47.8%となり、2010年の50%を初めて下回る結果となった。2014年のワインのシェアは、大きな増減なく17%にとどまった。米国産蒸留酒の海外向けも含めた売上全体では、昨年は前年比で4%増加した。カクテルの人気に加えて、フレーバー・ウイスキーなどの製品開発が、この人気を支えていると報告されている。2014年、米国産ウイスキー、アイリッシュ・ウイスキー、スコッチ、テキーラ、コニャックならびにウォッカ全てが米国での売上を伸ばしている。
  (just-drinks.com, Feb. 4, 2015)
2015年2月3日
米国ペットフード缶好調、しかし缶全体の需要増には至らず
2014年の米国国内食缶製造業界の第4四半期出荷量は、ペットフード缶需要増のおかげで大きな落ち込みを免れたと言える。米国ペットフード業界は、以前にもましてスチール缶需要を増しており、2014年12月末で終わる第4四半期の出荷量は前年同期比6.1%、18億5,000万缶を記録した。食缶部門で最も大きなシェアを占める野菜缶は、その出荷量を前年同期比0.6%落とし19億9,000万缶に終わった。結局、2014年1年間の米国国内食缶全体の出荷量は、272億缶で前年比1.6%減となった。
一方、米国における美容・化粧・デオドラント用に使用されるエアゾール缶出荷量は、昨年第4四半期で昨年同期比4.0%増、8億9,700万缶となった。
昨年の飲料缶出荷量は、前年よりも減少し933億缶。
その結果、2014年、米国国内全ての種類の缶出荷量は、1,252億缶となり、前年比0.8%減に終わった。
米国の缶出荷量が過去最高の1,360億缶を記録したのは2006年で、その年の飲料缶出荷量は1,015億缶に達した。
  (The Canmaker, Jan. 26, 2015)

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