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業界情報バックナンバー

2014年10月30日
ダイエット・コーク、一つ一つ異なるデザインのボトルで
最近では、人々の名前を印刷したラベルを貼付したボトルを提供することで、その人にとって特別なコークを創出する「コークを分かち合おう」キャンペーンを展開していたコカ・コーラ社が、最新キャンペーンでは、2百万以上の異なるラベル・デザインを自動的に作ることを可能にする、特殊アルゴリズムを利用する「人とは違う、非日常的ボトル」をテーマに始動している。ダイエット・コーク用に、2百万以上の、一つとして同じではないラベル・デザインを印刷する独自の印刷システムで、 ボトルが創り出される。このキャンペーンを指揮するコカ・コーラ・イスラエル社によれば、キャンペーン開始以降、ダイエット・コークの売上は2%上昇したとのこと
  (PackagingNews, Oct. 29, 2014 / AdWeek, Oct. 28, 2014)
2014年10月28日
ビールは、キューリグやネスプレッソになるだろうか
ビールが次に目指すべき開拓分野は、バーでもパブでも、コンビニのクーラーでもない。それは消費者のキッチンだ。なぜなら、ビール・メーカーは、欧米の家庭やオフィスで最近よく目にするようになったキューリグやネスプレッソのような卓上用コーヒー・メーカーの成功に続くことを目指しているからだ。ビール・メーカー、ハイネケン社(オランダ)の「サブ」ドラフト・ビール・ライフスタイル・アプライアンスは、ビール市場の次に来るべき注目される新分野の一つである。ビールと言えば、長年、パブやバーと切り離すことはできないが、最近の禁煙を徹底する動きや、厳しくなる飲酒運転規制は、外での飲酒を遠ざける傾向にある。実際、世界の若年層の3分の1が、居酒屋よりも家でビールを消費することを希望するとの統計結果がある。そして、レストランやパブで購入されるビールの割合は、世界全体で、2009年の35.1%から2013年には32.2%に減少している。そのため、ビール・メーカーの製品開発の向かうところは、今、家での消費を想定した小売店での販売である。家庭でパブを体験するイメージだ。そこで重要になるのがビールの鮮度、ボリューム、そして温度管理である。ハイネケン社はこれらこそが「サブ」が成功するために必要な要素だと見る。ちなみに「サブ」はサブマリン(潜水艦)に似ていることから付けられた名前だ。細身でスタイリッシュなそのデザインは、現在アップル社にその能力を提供する著名なデザイナーによるもので、色のオプションもある。ビールのオプションは、現時点で6種類。2013年後半に発表されて以降、今年初頭にフランスとイタリアで発売され、現在オランダと英国でも販売されている
  (just-drinks.com, Octo. 27, 2014)
2014年10月23日
100%植物由来のカートン容器
包装製造会社テトラ・パック社(スイス)は業界初と言われる、100%植物を原料とする再生可能な材料から作られるカートン容器、Tetra Rexを発表した。この新しいカートン容器は、世界トップクラスのバイオポリマー生産会社Braskem社との共同開発によるもので、2015年初頭に商品化される予定。Tetra Rexが従来のカートン容器と区別される点は、森林管理協議会(FSC)により認証された板紙に加え、いずれもサトウキビ由来の低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムならびにバイオベース高密度ポリエチレン(HDPE)(キャップ)から作られている点である。同社は、このHDPEから作られるキャップを今年3月にすでに発表しており、フィンランドの乳製品メーカーが初めてこのキャップを採用し、現在使用している
  (FoodProductionDaily.com, Oct. 17, 2014 / PackagingDigest, Octo. 21, 2014)
2014年10月21日
世界の飲料市場
世界の飲料市場は、現在、2市場に明確に分かれている。欧米を中心とするメジャー飲料メーカーの炭酸ソフトドリンクを含む伝統的ブランドの需要が高い新興諸国市場と、健康に良いとされる飲料をとにかく求める先進国市場だ。世界全体の炭酸ソフトドリンクの売上は、2008年から2013年の間に720億ドル増えたが、そのうちの95%が新興諸国から発生するもので、残りのわずか5%が先進諸国によるものであり、この割合は5年後にも変わらないであろうと、市場調査会社ユーロモニター社(英国)は報告する。先進国が発信する健康に良いとされる飲料のトレンドは、そのうち新興諸国にも拡張する可能性を秘めている。2018年までには新規売上のうちの65%が、ウォーター、ティー飲料製品ならびに果汁飲料で占められるであろうとも同社は報告している。
  (FoodBusinessNews, Oct. 9, 2014)
2014年10月16日
食缶よりも使い易い容器へ
英国の消費者5人に一人(22%)が、食缶を開けにくいと感じていると、市場調査会社カナディーン社は最新調査報告書で明らかにしている。缶詰食品に含む調理済み食品に人気が集まる英国では、今後、多くの食品メーカーが調理済み野菜、スープ、肉ならびに魚介類用にパウチなど開封しやすい容器を採用する可能性があることを、このカナディーン社の調査結果は示唆している。食缶が特に開封しにくいと感じている英国消費者は、25歳〜34歳の若い世代に最も多く(28% vs. 50歳以上の場合には16%)見られる。開封にかかる時間の差は、食缶とパウチではわずかであるにも関わらず、若い消費者は缶切りを探したり、リング・プルを扱うのに時間を全くかけたくないようだ。英国では特に調理済み魚類において、容器が、食缶からパウチに代表される開封し易い容器へと移行しつつあり、このカテゴリーでのパウチの昨年度の需要870万パックが、2018年までには倍近い1,510万パックにまで伸びると予測されている。パウチの食品容器市場に占める割合は、食缶と比べるとまだ少ないものの、このようなパウチの急激な需要増は、利便性の高い容器で食品を提供することが、若い世代を通じて、その商品の売上を活性化させることが可能であることを証明している。英国を拠点とする食品会社ハインツ社や魚介類を中心に扱う英国食品会社ジョン・ウエスト社は、現在、食缶に代わる新しい容器を開発中であり、他の食品メーカーもこれに続くと見られている。
  (The Canmaker, Oct. 14, 2014)
2014年10月14日
アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社が次に狙うもの
過去10年にわたり企業買収(2008年のアンハイザー・ブッシュ社買収も含む)におよそ900億ドルを投じるアンハイザー・ブッシュ・インベヴ(以降、ABI)社のような飲料会社は他に類を見ない。そのABIが次に買収するビール・メーカーとして業界第2位のSAMミラー社の名が憶測として挙がっているが、もしそうしないとABI社が判断した折には、同社が次に狙うのはペプシコ社ではないかとのうわさがここにきて業界でささやかれている。ビール・メーカーにこだわらないというのであれば、ここ数年成長著しいエナジードリンク・メーカー、モンスター・ベヴァレジ社やポッド・コーヒー・メーカーのキューリグ・グリーン・マウンテン社も考えられる。あるアナリストによれば、大きな買収を仕掛け前進することこそがABI社の文化であり、現状の事業だけを運営することで満足することは考えにくいと言う。ABI社が次に何を狙うのかについては、常に憶測の域を出ないが、常に次の標的を探すことだけは確かなようだ。ABI社にとってSABミラーがビール・メーカーを含めた他のどの飲料メーカーよりも魅力的となるのは、ABI社にとっては申し分のない企業規模、そしてABI社にはない、SABミラー社の確立されたアフリカ市場での存在感である。現時点では、買収コストがかかり過ぎる点が、ABI社株主の賛同を得にくくしている要因のひとつかもしれない。
  (Bloomberg, Oct. 14, 2014)
2014年10月9日
米国人ファンを増やすメキシカン・コーク
米国カルフォルニア州シリコンバレーにオフィスを構えるある投資会社では、レトロな雰囲気を出すためにインテリアとして、昔ながらのビンに詰められたメキシコ産コカ・コーラを陳列する。セントルイスのある地ビール・パブのバーテンダーは、後味の良さから、カクテルにレギュラー・コークではなくメキシカン・コークを使ってミックスする。「メキシカン・コークあるいはMexiCoke」と呼ばれる、メキシコで作られ、伝統的なビンに詰められるコカ・コーラは、今注目される新しいファッション・アイテムである。メキシカン・コークのファンによれば、メキシコから逆輸入されるコカ・コーラは、米国コークで見られるようなコーン・シロップではなく混じりけのない甘蔗糖で甘くされており、その砂糖のしっかりとした甘さに加えさらにカフェインで「強化」されているため、特に一晩中起きていたい人達には魅力的な飲料との評判もある。12ozと16.9ozサイズのビンで販売されるメキシカン・コークは、他のソーダと比べ割高であるが、米国人にとっては懐かしいその見た目と、天然成分含有というこの2点の信頼性ゆえに、ファンは購入することに躊躇しない。
1920年代にコカ・コーラ社がメキシコ市場に参入して以来、甘蔗糖を甘味料とするメキシコ・バージョンは、コカ・コーラ社に認可されていない個人経営の仲介業者により米国に輸入されていた。2005年、コカ・コーラ社は正式にメキシコからテキサス州へ輸入を開始し徐々に全米に販売を拡張した。メキシカン・コークは、ヒスパニック系米国人の多く住む地域のスーパーのほとんどで販売されている。コカ・コーラ社は正式な数字は発表していないものの、メキシカン・コークの売上は、ここ2年間で2桁の増加があったとコメントしている
  (The New York Times, Oct. 3, 2014)
2014年10月7日
そして、みどりのペプシ・コーラ
コカ・コーラ社とペプシコ社とのコーラをめぐる戦いが再び始まった。今度は、ステビアという天然の甘味料を使う中カロリー・コーラだ。コカ・コーラ社はすでに昨年、緑色のラベルでライフと名付けた、ステビアと砂糖を甘味料とする中カロリー・コーラをアルゼンチンで発表、その後最近では英国を含めて複数の市場で販売している(弊社業界情報2013年7月23日付に関連記事)。ペプシコ社が今回発表した、やはり緑色を主体とする缶(25cl)が象徴的なペプシTRUEは、ステビアの葉から抽出した糖分と砂糖を使用する天然甘味料のみを使う、通常のペプシよりも30%糖度の少ない飲料で、ペプシコ社にとっては2年前に発売されたNEXT以来の中カロリー・コーラとなる。ペプシTRUEは、来年の店頭販売を前に、今月中旬よりAmazon.comで独占的に販売開始される。ペプシTRUEは、ペプシコ社にとり初めてのステビアを利用する商品ではない。限定された海外市場ではあるが、ステビアを甘味料とするNEXTを2012年に発売している。しかしながらNEXTの売上は芳しくない。
米国のメジャー・ソフトドリンク・メーカーで残るもう一社、Dr.ペッパー・スナプル社は、現在、ステビアと砂糖を使用するDr.Pepper、7up、カナダドライを3つの市場で試験中である。
これまで、 コカ・コーラ社、ペプシコ社ともに、低迷する米国ソフトドリンク市場においても人気の高かった両社ダイエット・ブランドの売上を損なうことを恐れ、中カロリーならびにステビアというニッチな市場への参入には慎重であった
  (Fortune, Oct. 1, 2014 / The Canmaker, Oct. 2, 2014)
2014年10月2日
米国の若者は、メジャー・ビールを飲まない
世界規模のメジャービール・メーカーは、米国の2000年代に成人となったいわゆるミレニアル世代に十分に自社のビールが消費されていないことに悩んでいる。アンハイザー・ブッシュ・インベヴ社ならびにミラークァーズ社両社ともに、現時点で、前年に比べ今年の米国での販売量は1%減るペースにある。ワインや蒸留酒は順調に売上を伸ばしているのに、である。地ビール・ブランドの数は増え続けるものの、全体としては、バドワイザー、ミラー・ライト、クァーズ・ライトに代表されるメジャーなビールの売上減を克服するほどには十分ではない。米国ミレニアル世代は、自分の父親が飲んでいるビールは選ばないという考えを持つ傾向にあること、また、消費者の中には、ライトなビールは品質に劣り、その対極にあるフルボディの地ビールが高品質だという誤ったイメージを持っている人が少なくないこと等、これらの要素と関連するとコメントする関係者もいる。ミラー・ライトは、敢えてその品質を強調し、1970年代発表当時のオリジナル・デザインを缶に採用している。一方のアンハイザー・ブッシュ・インベヴ社は、メディアを大いに活用するマーケティング戦略を駆使し、ミレニアル世代の関心を呼び起こすための、例えば、ある1日、ある町をバド・ライト一色にするなどの、独自のキャンペーンを展開している。両社のそのような戦略は、少なくとも消費者の注目を惹いたようだ。今後の米国経済ならびにミレニアル世代失業率の行方と関連して、メジャー・ビール売上状況も良い方向に転換する余地はあると、米国ビール販売会社2,800社以上を代表する団体、National Beer Wholesalers Assocciationはコメントしている
  (Crain's Chicago Business, October 1, 2014)

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