ニュース News

業界情報バックナンバー

2012年1月31日
低カロリー・ビールに、スリム缶採用
ビール・メーカー、アンハイザー・ブッシュ社は、米国市場向けのブランド「セレクト55」ビールで、サイズの小さめの缶ならびにビンを採用した。セレクト55は、8oz(約240ml)サイズのスリーク・タイプの缶と7oz(約207ml)サイズの透明色ビンを使用し、それぞれ32カロリーと35カロリーで、現在米国にて販売中。カロリー摂取量を管理したい健康志向の消費者の存在が、この小さめのサイズのライト・ビール開発の機会を導いた。セレクト55ビール全ては、アンハイザー・ブッシュ社の米国ロサンジェルス、セント・ルイスそしてウィリアムバーグ工場にて醸造される
(CanTech, Jan. 30, 2012)
2012年1月30日
米国ライト・ビールの成功は、伝統的ブランド・ビールをどのように変えるか?
1月中旬、米国ビール業界は転機を迎えた。「ビールのキング」とかつて呼ばれたバドワイザーが、バド・ライト、クァーズ・ライトに及ばず、国内売上第3位に転落したからだ。80年代後期のある時点では、バドワイザーは業界に君臨する、年間売上5,000万バレルを誇る無敵のブランドだった。しかし、時代の流れは、低カロリーの「ライト」ビールへの人気を導き、「レギュラー」ビール売上を徐々に下げる結果を導き、バドワイザーは近年、年間1,800万バレルも出荷されないほどとなった。今日、米国上位5ブランドのうち4つのビール・ブランドが「ライト」であることがそれを物語る。さらに注目すべき点は、国民的人気で愛されてきた飲料ブランドの転落は、この1年間で、これが2度目だということ。昨年3月、ペプシは、長年の売上第2位の座をダイエット・コークに奪われ、コカ・コーラ社2ブランド(コカ・コーラとダイエット・コーク)に上位2つの地位を独占させる結果となった(弊社業界情報2011年3月24日付に関連記事)。健康という言葉をビールに結びつけることはこれまでにないことだが、ライト・ビールは明らかに健康嗜好の消費者の現在の需要に応える選択肢を提供する。その一方で、バドワイザーとペプシのような世界的に著名なブランドを持つ企業は容易には主要製品の移行を実施することはできない。その理由は、その著名ブランドがその企業の魂であり、社員を支える誇りであるからだ。ある調査によれば、その企業を象徴する伝統的ブランドはいまだに消費者に愛され、その売上は、「健康に良い」とされる飲料の倍近くの売上、平均的に見て総売上の61%、を占めていることが明らかにされている。歴史の長い著名ブランドを持つ企業には、健康志向という将来と、企業中核の浸食、を巧みに進むことが要求される
(The Atlantic, Jan. 26, 2012)
2012年1月26日
SABミラー社、トルコEfes社と提携、ロシアからトルコ・中東市場を狙う
ビール・メーカー、SABミラー社(英国)は、トルコ、ロシア、独立国家共同体(CIS)(ソ連崩壊時に、ソビエト連邦を構成していた15ヵ国のうちの12ヵ国により構成された。現在8ヵ国)、中央アジアならびに中東地域市場に向けて戦略的協力関係を作ることを狙い、トルコの複合企業体Anadoluグループとその飲料部門Anadolu Efes(以降、Efes)社と商取引契約を結んだ。SABミラー社は、Efes社の株式24%と引き換えに、ロシアでのビール事業をEfes社へ移譲する。Efes社は、トルコ、ロシア、CIS諸国、南欧・東欧ならびに中東にて、ビール、モルトならびにソフトドリンクの生産・販売を手がける。Efes社は、トルコ、ロシア、カザフスタン、モルドヴァ、グルジア、セルビアなどにビール醸造工場16、麦芽製造所7、コカ・コーラ・ボトリング工場20を持つ。SABミラー社の持つビール・ブランドは、ピルスナー・ウルケル(チェコのビール)、ペローニ・ナストロ・アズーロ(イタリア)、グロールシュ(オランダ)、Aguilla(コロンビア)、キャッスル(南アフリカ)、スノー(中国)、Tyskie(ポーランド)、ミラー・ジェニュイン・ドラフト、ミラー・ライトを含む
(DBR, Jan. 25, 2012)
2012年1月24日
飲料缶、予想される需要増
欧米で依然続く経済不安が、それら先進諸国での飲料消費を鈍らせると予想されながらも、飲料用缶の世界市場は、2012年、2,650億缶以上、およそ7%増と見込まれている。著しい成長が認められる市場は、いわゆるBRICs諸国(ブラジル、ロシア、インドそして中国)で、中でも最大の市場は年間200億缶出荷量が予想されるブラジルだ(中国は180億缶、ロシアは北欧と合せて80億缶、インドは30億缶)。中国では2ピース缶の割合がいまだ非常に低いが、ウォールマートを始めとする米国大型スーパー等の進出に伴い、ここ数年徐々に増えている。これらチェーン店は、取り扱い易さ、輸送中の破損確率の低さから、包装の中でも特に缶を好むからだ。さらに、ロシア、中東ならびにアフリカが2ピース飲料缶需要を伸ばしている。缶需要増が期待されるもう一つの要素は、世界各国でいまだに続くエネルギー飲料の人気。レクサム社によれば、エネルギー飲料は、過去5年間、毎年米国で10%近く、欧州では15%以上の増加をそれぞれ記録する。エネルギー飲料そのものは飲料カテゴリーでは小さなシェアだが、エネルギー飲料の容器の大半が缶。缶がエネルギー飲料容器全体で占める割合は、米国で90%、欧州56%、ブラジル80%、アジア25%と報告されている
(The Canmaker, January 2012 Issue)
2012年1月19日
中国にて、スノー・ビールがSABミラー社プレミアム・ブランドを試験販売
ビール・メーカー、SABミラー社(英国)の中国におけるジョイント・ベンチャー、CRスノー・ブリューワリーズ社が、SABミラー社の国際的に人気の高いプレミアム・ブランド、ミラー・ジェニュイン・ドラフトの試験販売を、中国 浙江省にて実施する。浙江省は国内最大級市場の一つであり、州都の杭州は、中国大都市としてGDPも高い。CRスノー・ブリューワリーズ社は、中国地元ビール、スノー・ブランドを中国のみならず世界で出荷量最大のビール・ブランドに成長させており、現在、中国ビール市場に占める割合は21%
(BeverageManager.net, Jan. 16, 2012)
2012年1月17日
ソーダ税
米国では、肥満人口を減らすこと、また、医療保険の財源確保を目的に、糖分の入った炭酸飲料に対する課税、いわゆる「ソーダ税」導入を検討し始めてしばらく経つ。調査の一つは、このソーダ税導入により、10万件の心臓に関る病気、8,000件の心臓発作、そして26,000件の死亡を毎年回避することが可能だと報告する。毎年、136億ガロンの糖分入りソフトドリンクを飲む米国人のその習慣こそが肥満度を高める一因と言われてきた。もし提案通りに1オンスにつき1ペニー(355ml缶の炭酸飲料一缶につき12セントの税金)の「ソーダ税」が実施されると、10年間に10〜15%炭酸飲料の消費が減ると試算されている。フランスでは今年1月1日に一缶1ユーロセントのソーダ税課税が開始された。これによりおよそ1億5,600万ドルの歳入を新たに国にもたらすと予想されている。このような新税は欧州で広がっており、例えばハンガリーでは、飽和脂肪、糖類、ナトリウムの高い加工食品(糖分の高い飲料も含む)に課せられるいわゆる「ハンバーガー税」(しかしハンバーガーは対象外)が導入され、また、デンマークでは、飽和脂肪の高い"ジャンクフード"に「脂肪(ファット)税」の課税が昨年開始された。この種の新税導入は、米国でもそうであるように、反発なく進むことはない。フランスでは、巨大飲料メーカー、コカ・コーラ社が、課税反対の意を表明するため、フランス南部での約2,100万ドルに及ぶ工場への投資を延期した。また、このような課税や、米国における学校でのソフトドリンク販売禁止の措置は肥満人口減少に必ずしも寄与しないとする研究結果も最近発表されている
(NYDailyNews.com, Jan. 13, 2012)
2012年1月16日
欧州初の75cl缶、ロシアのビール市場で発売
飲料缶製造会社レクサム社(英国)は、ロシアならびに東欧諸国で発売される欧州初の75cl(750ml)サイズ缶をビール用に製造することを発表した。この缶は、同社のロシアにあるナロ・フォミンスク工場にて、東欧最大のビール・メーカー、バルティカ・ブリューワリーズ社向けに製造される。レクサム社は、1998年に33clサイズ缶をロシアに初めて紹介した。それ以降、大きめのサイズのビール容器需要が高まり、ビールの大半が50clサイズに移行した。2007年には、初めて、1リットル・サイズ缶がビール用にレクサム社により製造された(弊社業界情報2011年4月11日に関連記事)。そして今、ビール・メーカーは、その中間のサイズの需要を見込む。バルティカ・ブリューワリーズ社は、その地域の業界リーダーとして、レクサム社の協力を得て常に斬新な容器形態を消費者へ提供してきたとコメントしている。今回のアルミ缶は、レクサム社のDWI(Drawn Wall Ironed)技術を使用し作られ、レクサム社の最新となる印刷ならびにデザイン技術のほとんどを盛り込む
(Packaging Europe, Jan. 13, 2012 / The CanMaker & CanTech, Jan. 12, 2012)
2012年1月12日
オーストラリア飲料缶製造会社、拡張の理由はシュウェップス社
オーストラリアで20年ぶりに建設される飲料缶製造工場は、Visy社(オーストラリア・メルボルン)により現在建設中(弊社業界情報2011年10月6日付に関連記事)だが、同社に新工場建設を決定付けたのは、シュウェップ(Schweppes)社との契約であったことが今回明らかになった。この契約は、Visy社が、オーストラリアで最大手コカ・コーラ・アマティル社に次ぐソフトドリンク・メーカー、シュウェップス社へ、10年間にわたり10億米ドルの飲料缶、蓋ならびにカートンを含む容器を供給するというもの。シュウェップス社は、世界各国により製造者が異なり、オーストラリアでは、2009年、アサヒビール社がキャドバリー社からシュウェップス社を買収した。Visy社のシュウェップス社とのこの契約は、2016年まで有効なPETボトル供給契約に続くものとなるが、一社と交わす契約としては過去最大のものとVisy社はコメントしている。クィーンズランド州ブリスベン近郊に建設中の、レースライン社(米国)により進められている新ラインは、今年7月頃に生産開始を予定し、37.5mlサイズのアルミ缶6億缶の年間生産能力を持つ。Visy社の現時点での年間総生産能力は、クレイトンならびにスミスフィールドの二工場を合せた14億5,000万缶
(The CanMaker, Jan. 11, 2012)
2012年1月10日
スコッチ・ウイスキー、缶で販売開始
スコティッシュ・スピリッツ社(米国フロリダ州オーランド)は、スコットランド・ハイランド地方で3年間熟成させたスコッチ・ウイスキーに、缶を初めて採用し、2月1日より、米国で販売開始する。しかしながら、すでに今、この12オンス(約354ml、約8ショット分)の80プルーフ・リカーに缶を採用したことで、一点が問題として指摘されている。それは、この缶に再封機能がないことである。製造元のスコティッシュ・スピリッツ社は、この缶は一気飲みを促すものではなく、むしろ他の飲料とミックスするために、あるいは友人達とシェアするために活用されるべきと説明している。アルコール飲料乱用に関る英国の機関であるアルコール・コンサーンは、8ショット分もの量のウイスキーを再封機能のない容器で販売するのは信じ難く、この製品についてビンよりも缶を採用することのメリットを見出せないとコメントし、英国市場に登場するかもしれないこのスコッチ・ウイスキー缶について警告を発している。現時点で、英国での発売は発表されていない
(New York Daily News, Jan. 9, 2012 / FoodProductionDaily.com, Jan. 5, 2012)
2012年1月5日
米国地ビール、アルミ缶への移行進む
米国の地ビールは、ここ数年、モルト飲料セクターの中で最速の成長を遂げているが、それと同じほどの勢いで、元来使用しているビンからアルミ缶への移行も進んでいる。2年前、缶で地ビールを販売するメーカーは、特に小規模のメーカーが多く、50社に過ぎなかったが、今日、その数は150に近づいており、しかも、それはもはや小規模メーカーだけではない。ワシントン・ポスト紙によれば、米国最大規模の地ビール・メーカー25社のうち少なくともその半数が2012年末までに缶を採用するとのこと。例えば、人気ブランド「サミュエル・アダムズ」のメーカー、ボストン・ビール社は、複数の製缶会社と、現在、同社製品用の缶開発に取り組んでいると言われている。缶への移行がますます進む背景には、従来のビンに比べ、缶は、外からの光を遮断し、酸素を浸入させにくいこと、そして、費用削減に貢献することがあると報告されている
(Convenience Store News, Dec. 29, 2011)
2012年1月4日
アルミボトルならびにエアゾール缶製造のボクサル社、Ardagh社が買収
メタル製ならびにガラス製容器を世界各市場に製造・供給するArdaghグループが、欧米市場の飲料用アルミボトルの主要供給会社であるエクサル社(米国オハイオ州ヤングスタウン)の子会社、ボクサル社を買収したことを発表した。ボクサル社は欧州を拠点に、親会社エクサル社と同様に、飲料、食品、医薬品、化粧品業界向けにアルミ製ボトルならびにエアゾール缶を供給し、フランスとオランダに製造工場を持ち、年間総生産能力は9億ユニット以上、世界的に名の知れたブランド、ロレアル、コカ・コーラ、ハイネケン、ダヴ、パンテーン、ニヴェアを含む顧客に供給する。
Ardaghグループは、Ardaghグラス社の2010年末のメタル製容器製造会社インプレス社(オランダ)の買収をきっかけに、名を新たにしスタートしたもので、25ヵ国に88の製造工場を操業する。ボクサル社の買収は、Ardaghグループに、化粧品、医薬品ならびに飲料の各セクターにおける高級製品に関わるビジネス機会を与え、同時に、昨年エアロキャン社(欧州におけるもうひとつのアルミ・エアゾール缶の主要供給会社)を買収したばかりのボール社との競合の場を与える。
この買収はまた、エクサル社が、今後、欧州市場よりもアメリカ市場へ注力することを暗示する。2003年にエクサル社が、アルキャン社からボクサル社を買収した時には、北半球でのインパクト押出成形によるアルミ製容器製造を独占する二大メーカーの結合と言われた。エクサル社は現在、ブラジルにアルミ製容器製造工場を建設し、そこで引き続きさらなる投資を進めると予想されている
(The CanMaker, Jan. 3, 2012 / CanTech, Jan. 3, 2012)

お問合わせ

弊社取扱製品に関するお問合せは、下記にご連絡ください

お問合わせフォーム

TEL 03-3625-1501
FAX 03-3625-1770

ページの先頭へ