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業界情報バックナンバー

2011年12月27日
圧延アルミ製造大手、ブラジルへの投資進める
世界最大の圧延アルミ生産会社ノヴェリス社(米国ジョージア州アトランタ)は、ブラジルで、およそ5,000万ドルを投じ、飲料缶蓋用アルミシートのコーティング用ライン1ラインを増設する。ブラジルで、2020年まで毎年7%の飲料缶需要増を予想する同社は、ブラジルを始めとする南米市場での飲料缶用アルミシート供給における地位の確立・拡大を狙う。この新しいコーティング・ラインでのアルミシート処理能力は、年間10万メトリック・トン。2013年後半に稼動開始予定。サンパウロ州にあるこの工場は、アルミの圧延とリサイクリングの工程を統合しており、現在、それぞれの施設ならびに能力の拡張を進めている
(FoodProductionDaily.com, December 22, 2011)
2011年12月22日
インド、ビール醸造能力増強
インドに拠点を置く、ビールを始めとするアルコール飲料業界に注力する複合企業体、ユナイテッド・ブリューワリーズ(UB)社は、インドにおけるビール醸造能力を約15%拡張する。両社は、インドでの人口増加ならびに若年層の厚さも手伝い、今後もしばらくビール需要増が続くと見ている。UB社は、既存工場での能力増強に加え、新しい工場建設をインド2箇所にて来年度より開始する。これらの醸造工場では、UB社株主でもあるハイネケン社ビールも製造する。UB社の旗艦ビール・ブランド、キングフィッシャー・プレミアム・ラガー・ビールは、現在、世界52ヵ国で販売されている一方、インド国内では48%以上のシェアを占める
(DBR, December 22, 2011)
2011年12月20日
植物由来のPETボトル競争、100%のゴールは遠く
コカ・コーラ社とペプシコ社とのバトルは、様々な色を持つ:茶色(コーラ)、オレンジ(ジュース)、青(スポーツ飲料)、透明色(ウォーター)。そして今、両社のバトルは「グリーン」に集中する。つまり、100%植物由来の素材から作られる、炭酸飲料用プラスチック製ボトルをどちらが先に商品化するかのバトルだ。この「グリーン」ボトル・バトルで先頭に出たのはコカ・コーラ社だった。2009年、最大30%を植物由来とするプラスチック製ボトルを採用したダサーニ・ウォーターが米国で販売開始になった時だ。現時点では、両社ともにこれに関する技術的難関を突破したことについて発表するのに躍起になっているが、実際のところ、正確にいつ実現するのか、あるいは果たして実現可能なのかどうか、両社いずれも発表するには十分に自信がある段階に至っていないのが現実だ。コカ・コーラ社は、先週末、数年後に商品化を目指す植物由来のプラスチック製ボトルの技術を三社と開発中であることを明らかにした。一方、同じく先週末、ペプシコ社は、ライバルよりも早い100%グリーンなボトル商品化を目指し、来年には20万本のサンプル・ボトルで試験実施することを発表した。
炭酸飲料用ボトルは、PETの名で知られる一種のプラスチックから作られ、このPETは通常MEGとPTAと呼ばれる2種の主要素材から成る。MEGがボトル重量のおよそ30%を占め、コカ・コーラ社が植物、現時点ではブラジル産さとうきび、を利用し生産する素材もこれに含まれる。残り70%を占めるのがPTAで、この材料が商品化を容易にさせない困難を呈していると言われる。
使用される植物については、今後、食品価格体系に影響を与えるような、プラスチック生産のために特別に栽培されるさとうきびやとうもろこしではなく、とうもろこしの鞘、松樹皮、オレンジの皮などの農業生産で不要となるものを使用することが重要だと言われる
(The New York Times, December 15, 2011)
2011年12月15日
厚紙製缶、自動車用オイル用に採用
メタル缶に代わる全く新しい容器が、自動車用オイル供給会社向けに発表された。この容器を製造したソノコ社(英国)によると、この容器は、メタル缶と同様の形状の、紙をベースとする容器(paper-based can)で、トップにスクリュー・キャップを備える。この紙ベースの容器は、製品品質を4年間保つのに十分なほど耐久性に優れ、メタル缶と比較し、製造費用も抑えられ、環境に優しい素材を多く使用するとのこと。容器素材の重量もメタル缶と比べ27%軽く、エネルギー使用量については、メタル缶製造工程の場合よりも34%削減可能。この容器を使用する自動車用オイル・メーカーの社名は現時点では公表されていない
(packagingnews.co.uk, December 14, 2011)
2011年12月13日
中国にて、パシフィック・キャン社が2012年に新製缶ライン4ラインを稼動開始
パシフィック・キャン社(香港)は、2012年上半期だけで、合計4ラインの飲料缶製造ラインを稼動させる予定だ。そのうち新しく建設されている3ラインは、中国北京、遼寧省瀋陽(Shenyang)ならびに福建省章州(Zhangzhou)にそれぞれ位置し、合計年間18億缶の生産能力を有す。これらに続き、第2四半期には、チンタオにて同社第5番目となる、年間生産能力6億缶の製缶工場を開場させる。これらのライン建設では、PACインターナショナル社(米国)、レースライン社(米国)、キャンテック社らがエンジニアリングを担当している。パシフィック・キャン社はまた、2011年に中国湖北省武漢(Wuhan)に4,500万ドルをかけた製缶工場を操業開始し、現在では、4ライン、年間生産能力24億缶を誇る中国最大の飲料缶製造工場となっている
(The CanMaker, December 8, 2011)
2011年12月8日
ティー飲料売上、米国で好調続く
米国のティー飲料市場は過去5年間に22%増加しており、2011年ではその売上は、経済不況が続くにも関らず、前年比5.2%増、65億ドル以上を記録した。米国のティー飲料市場の好調は、アイス・ティーやRTDティーの成功の勢いで、今後も5年は続くと予想され、2014年には、8.7%増の83億ドルの売上に達すると期待される。今年のコカ・コーラ社によるオーネスト・ティー社の買収ならびにネスレー・ウォーターズ社によるスィート・リーフ・ティー社の買収は、販売流通網の拡張、さらにはティーが持つ身体に良いとされる資質等ティーの利点についてより多くの消費者へアピールすることにも寄与し、需要増に拍車をかけることは間違いない。また、「フェア・トレード(開発途上国の生産者や労働者も含め公平な条件下で行う国際貿易)」認証により注目度が集まる近年、ティー業界でのフェア・トレード認証製品は2011年に、前年比38%増と急増し、フェア・トレード認証されたティー製品は2010年に売上24%増と、その効果が証明されたため、今後ますます質の良いティーが生まれることになる。ティーの売上好調は確実にしばらくは続くと見られる
(Food Navigator-usa.com, December 6, 2011)
2011年12月6日
アルミボトル、米国で初となるワイン用
JTワインズ社(米国カリフォルニア州ナパ・ヴァリー)は、米国では初めて、アルミボトルを使用したワインを発表した。環境に優しいクリスマス・ギフトに最適としてこの時期に発売されたこのアルミボトルは、JTワインズ社ブランドFlasqワイン用で、エクサル社(米国オハイオ州ヤングズタウン)により製造された、37.5clサイズのインパクト押出し成形によるアルミボトル。エクサル社は、世界最大のアルミ・エアゾール缶ならびにアルミボトル製造会社で、年間13億缶以上を製造する。米国、欧州、アルゼンチンならびにブラジルに拠点を持ち、先週には、ハンガリーのエアゾール缶製造会社Szenna Pack社を買収した
(The CanMaker, December 6, 2011)
2011年12月5日
容器デザイン変更で混乱招き、コカ・コーラ社、通常の赤色缶も投入
コカ・コーラ社は、先月11月、WWF(世界自然保護基金)と提携し、特に同社のマスコットでもある北極グマ保護のための募金を含むキャンペーン活動の一環として、同社の125年の歴史上初めて白い色の缶を使用してコカ・コーラを販売開始した。しかし、この白色缶が、同社のもう一つのブランド「ダイエット・コーク」缶と似ているため混乱を招くとして、一部のファンから苦情が報告された。特にダイエット・コークをあえて飲む糖尿病を患う人が、ダイエット・コークと誤ってこの白色缶を選ぶ可能性があることが指摘された。同社は、来年2月末まで続くこのキャンペーン中におよそ20億缶を生産する計画だったが、このあとのキャンペーンでは、通常の赤色缶も加え、すでに充填していた白色缶とともに販売する。ある業界誌は、コカ・コーラ社はおそらく白色缶を14億缶すでに充填していると推測する。しかしこの苦情に即座に対応することは、コカ・コーラ社にとり非常に重要だった。なぜならば、米国の11、12月のホリデー・シーズンこそ、最も売上の上がる時期だからだ。先週末から投入されることになった赤色缶は、背景が赤色になるが、白色缶の場合と同様、キャンペーンの象徴である北極グマのデザインが施される。
これは、有名ブランドのデザイン変更の難しさを物語っていると言える。容器デザインが変わると、味すらも変わったように感じるとの声が消費者から必ず出ることも興味深く、今回もそのような苦情があったと言われる。今回の件は、2009年1月に起きた出来事を想起させる。当時、ペプシコ社が同社ブランドであるトロピカーナ・ピュア・プレミアム・オレンジのカートン容器デザインを変えたところ苦情が殺到、翌月2月には売上が20%減となるほどの影響を及ぼし、同社は即座に元のデザインに戻した(弊社業界情報2009年3月2日付に関連記事)。このデザイン変更によりペプシコ社が被った損失は3,500万ドルと言われる
(Packaging Digest, Dec. 2, 2011 / The Washington Post, Dec. 3, 2011 / ABC News, Dec.1, 2011)

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